吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社カワサキ
| 事業者名 | 株式会社カワサキ |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 近江八幡市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1953年 |
当社は数珠玉の加工を中心に手がけ、数珠玉の材料には従来、東南アジア・中南米・アフリカ産の黒檀や紫檀などの堅い木が主に使われてきた。近年は熱帯雨林保護のためワシントン条約による取引規制で黒檀や紫檀が入手困難になっている。一方、寺院の古材や古木、木曽檜・高山杉・屋久杉などの地域特産木材を使った記念の数珠やアクセサリーの要望が多く寄せられていた。
抱えていた課題
やったこと
柔らかい木材の綺麗な仕上げと作業効率の改善を両立させるため、舞錐の工程を3つの工程に分割し、職人の刃物の動きを参考に開発したCNC旋盤の制御プログラムを導入した。各工程で使う刃物と加工機を開発し、檜・楠・桜で試作を行い、材質ごとに加工プログラムを用意して綺麗な加工を確認した。各工程の刃物やプログラムを変えることで、球体のほか楕円型、半円型、円錐、穴無し、半穴のデザインに対応し、大きさは直径4mmから40mm程度まで加工できるようになった。
| 加工機 | CNC旋盤 |
|---|---|
| ソフト | CNC旋盤の制御プログラム |
新しい製品・サービス:柔らかい国内木材を高精度に玉加工する加工装置と、球体・楕円型・半円型・円錐などの多様なデザインに対応した数珠玉・アクセサリー用パーツ
柔らかい檜・杉・桜などの国内木材でも表面を綺麗に仕上げられるようになり、黒檀や紫檀の代わりに国内木材を数珠に使うことが可能になった。工程を分割して制御プログラムを導入したことで、量産に向けた作業効率も改善された。加工できるデザインと大きさが広がったため、アクセサリーの幅広い需要にも対応できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
数珠玉の加工実績や木製アクセサリーブランドの立ち上げが書かれ、事業の延長線上の取組と読めるが、経営戦略上の位置付けまでは明記されていない。
黒檀・紫檀のワシントン条約による入手困難という外部環境と、直径3〜150mmの加工技術という自社強みが具体的に書かれている。
ささくれ課題と舞錐工程の作業効率の課題を認識し、工程分割とCNC制御で解決した内容が示されている。ただし売上増などの数値目標は書かれていない。
付加価値額の増加や賃上げの目標値は示されておらず、わずかに販路拡大の方向性がうかがえるのみである。
当社の刃物・加工機の独自開発力や職人の動きを制御プログラムに再現できる開発力が強みとして書かれている。従業員数20人との記載もある。
寺社の古木や地域特産木材の数珠、海外観光客向けの記念品など顧客ターゲットとニーズが具体的に書かれている。
試作を檜・楠・桜で行ったことや今後のブランド拡充の方針は書かれているが、スケジュールや中長期の検証方法は明記されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
黒檀・紫檀の代替となる国内材の加工を可能にし、直径4〜40mmの多様なデザインに対応する高付加価値化が示されている。
国内木材の活用や地域特産木材の展開がうかがえるが、経済波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。
補助金額や付加価値増加額の数値はなく、生産性向上の効果も具体的な数字で示されていない。
CNC旋盤の制御プログラムによる加工の自動化は示されるが、サプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
近江八幡の舞錐技術や木曽檜・高山杉・屋久杉など地域特産木材を活かした事業で、地域の特性を生かす取組が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
木製アクセサリーのオリジナルブランドで、従来は加工が難しかった鮮やかな色や美しい木目の銘木にも対応し、ブランドを拡充する。寺院の古材や古木、地域特産木材を使った数珠や記念品、アクセサリーの製作にも対応し、有名寺社を訪れる海外観光客向けのカスタマイズした記念品の需要に応えて、日本の木の美しさを発信していく。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円