回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ヒットコンポジット株式会社
| 事業者名 | ヒットコンポジット株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 上伊那郡箕輪町 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 技術分野 | デザイン,情報処理,立体造形 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1987年 |
1987年創業のヒットコンポジットは、ゴルフクラブのカーボンヘッドの研磨・塗装から組立を手がけていた。バブル崩壊後はゴルフ製品の生産が安価な海外へ移り、国内のゴルフブームも衰退した。2001年から木製ルアーの製造に事業を転換し、2003年に自社ブランド「WooDream」を立ち上げた。
抱えていた課題
やったこと
高精度な木製立体加工ができる3Dターニングマシン(異形物加工機)を導入した。3D-CADによるNC切削加工の機械で、汎用切削加工機より高精度な加工を可能にし、後工程の効率化も図った。同時にCAD/CAMソフトを導入し、製品化と試作開発の時間を短縮した。導入後は、ルアーの形状が均一になり、精度の高さを実感している。
| 加工機 | 高精細な異形物加工機(3Dターニングマシン) |
|---|---|
| ソフト | CAD/CAMソフト |
新しい製品・サービス:高精細な木製立体加工による、バスフィッシング・渓流釣り・海釣り向けを含むルアーの製品ジャンル拡大と、木製の什器、仏具、木の遊具などの試作開発。
高精細な異形物加工機とCAD/CAMソフトの導入により、製品化や試作開発の時間的効率化と品質向上が図れた。最新設備による高精細かつ形状の安定化も実現した。ルアーの形状が均一になったと顧客から評価され、展示会を通じて様々な分野から試作の依頼が生まれている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1987年創業のカーボンヘッド研磨から2001年の木製ルアー転換、2003年の自社ブランド確立と、事業の流れが一貫して記述されている。
ゴルフ市場衰退や海外シフトを背景に釣具へ転換したと書かれるが、強みを数値で示す記述は少ない。
海外シフトや市場衰退という課題を認識し、高精度加工で製品ジャンルを広げる方向が記述されている。
付加価値や賃上げの目標値は示されていない。展示会からの試作依頼増加がうかがえる程度である。
社長の判断で導入したことはわかるが、従業員6名の体制や事務処理能力への言及はない。
加工精度による形状の均一化を顧客が評価し、バスプロの使用や大会受賞で選ばれる理由が書かれている。
導入後の試作依頼やコラボの進行は書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
木製ルアーは経験のない釣具分野で、高精度加工による複雑形状の製品を展開しており、高付加価値化が読み取れる。
木製品の将来性や介護・看護分野への広がりがうかがえるが、雇用や波及効果の記述はない。
導入効果は形状の均一化など定性的な記述にとどまり、投入額に対する効果の数値はない。
CAD/CAMによるNC加工の導入はあるが、サプライチェーンへの貢献や新しいビジネスモデルの記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
長野県箕輪町の企業として木製品を製造する点は読み取れるが、地域特性を活かした雇用拡大の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
木製品は人と環境にやさしい素材として注目されており、介護・看護分野などでも木の温もりや手触りが見直されると見込んでいる。
自分たちが夢見られるものを作らない限りは、使う人が夢を見られない。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日