ものづくり補助金平成24年度京都府

高機能チップオンウェハ(CoW)ボンディング装置(ダイボンダー)の開発

株式会社オプト・システム

この事例のポイント

  • 光半導体検査装置などを手がけてきたが、チップ実装装置など半導体組立分野は新規分野でリスクがあった。
  • 高温・高精度でチップをボンディングする装置の試作機を開発した。
  • 試作機のデモを顧客に見せたところ、当初想定を上回る引き合いがすでに5件以上来ており、今後も増える傾向にある。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社オプト・システム
所在地京都府 京田辺市
業種生産用機械器具製造業
技術分野電子部品・デバイスの実装
従業員数115人
資本金8,350万円
設立1980年

事業の背景

当社は光半導体(LEDやLD)の検査装置、電子デバイスの検査装置、チップ加工装置の設計・製作・販売とエンジニアリングサポートを行ってきた。半導体製造工程のうちチップ実装装置などの組立分野は当社にとって新規分野であった。顧客から高精度・多機能のダイボンディング装置の開発要望を受けて検討を始めた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術光半導体検査装置などを手がけてきたが、チップ実装装置など半導体組立分野は新規分野でリスクがあった。
  • 新製品・新技術高温・高精度に加熱したウェハー上に微小チップを高精度でボンディングする、従来にない難しい装置の開発が必要だった。
  • コスト・採算本格的な装置開発には相当の開発予算の確保が必要だった。

やったこと

高温・高精度でチップをボンディングする装置の試作機を開発した。これまで培ったチップやウエハーのハンドリング技術、検査・測定技術、高精度の機械設計技術、画像処理技術などの要素技術を集約した。総部品点数は500点を超える複雑な装置だが、部品の購入から組立調整、デバッグまですべての開発作業を社内で行った。開発した装置は高精度の位置決めに加え、超音波印加、レーザー加熱、高加圧など各種のボンディング条件を設定できる。ボンディング条件の最適化を行い想定どおりの結果を得て、デモ機として顧客に見せ、サンプル作成まで完了した。

新しい製品・サービス:高機能チップオンウエハ(CoW)ボンディング装置(ダイボンダー)

事業の効果

試作機のデモを顧客に見せたところ、当初想定を上回る引き合いがすでに5件以上来ており、今後も増える傾向にある。実機を見てもらうことで顧客のニーズや課題が具体的に分かり、装置の改良の方向性が明確になった。顧客の不満やニーズに応じたカスタマイズで、他社との差別化による当社の優位性を確立できる見込みである。販売(売上)計画は経過年数3年目(28年度)75,000千円、4年目(29年度)100,000千円、5年目(30年度)125,000千円としている。

今後の展望

試作機によるデモと引き合いへの対応を続けながら装置を改良し、安定した受注を確保する計画である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。