吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社オー・ケー・シー
| 事業者名 | 株式会社オー・ケー・シー |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 名古屋市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1996年 |
当社は自動車・航空機・ITから医療機器まで各種エンドミル・ドリル、カッター、メタルソーなどの切削工具の設計製造を行っている。主力は自動車産業であるが、EV車や電気自動車の開発が進むなかで顧客ニーズが多様化し、自動車産業のみに頼らない体制作りが求められていた。そのため近年は医療関連分野へも事業範囲を広げてきた。
抱えていた課題
やったこと
平成26年度補正ものづくり・商業・サービス革新補助金を活用し、高精密CNC研削盤を導入した。従来の自動車産業で培った高精度加工の技術を活かし、整形外科の骨接合インプラント手術で使う工具を試作開発した。医療用ドリルの先端を針状に細くした新型ドリルを試作し、滑りによる位置ズレを防ぐとともに食付き精度を高めた。ドリルの芯厚を改善して摩擦熱を減らし、骨に与える影響を抑えるとともに切削抵抗の削減を図った。さらに導入した高精密CNC研削盤により、使用する砥石の選択や切削加工の速度を研究し、製造時のバリ発生を抑えた。
| 加工機 | 高精密CNC研削盤 |
|---|
新しい製品・サービス:ドリルの先端を針状に細くした医療用の新型ドリル
医療用ドリルの試作により、滑りによる位置ズレを防げるようになり、食付き精度のズレ幅を20%改善した。ドリルの芯厚を36%改善したことで摩擦熱などが減り、骨に与える影響を抑えて切削抵抗を削減できた。製造時のバリ発生率を72%減少させることにも成功した。医療機器製造販売業の許可も取得し、自動車業界以外への受注の幅を広げている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自動車産業での高精度加工の実績を医療分野へ広げたと書かれているが、経営戦略上の位置付けや過去の取組との一貫した説明は薄い。
EV化で自動車産業のみに頼れない状況と、医療分野で培った高精度加工の強みを結びつけ、国産品ニーズの高い医療分野に進出したと具体的に述べている。
食付き精度のズレ幅20%改善、芯厚36%改善、バリ発生率72%減少など数字で課題と解決策が示されている。
受注拡大や事業拡大の方向は示されるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は書かれていない。
従業員18人、資本金1,000万円といった規模は書かれているが、補助事業を遂行する体制や人材の記述は見当たらない。
針状に細くした新型ドリルで滑りによる位置ズレを防ぐなど、製品の価値と医療現場での課題が具体的に示されている。
今後の挑戦や事業拡大への取組は述べられているが、遂行方法やスケジュールの記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
整形外科向けの骨接合インプラント手術工具の試作で、医療用ドリルの先端形状を針状にするなど高水準の精度向上を図っている。
国産品のニーズが高い医療分野での試作開発と述べられ、国内産業の裾野拡大の意義はうかがえるが、波及効果の数値は示されていない。
補助金額や投入額に対する付加価値増加の記載はなく、費用対効果は示されていない。
高精密CNC研削盤の導入は書かれているが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献についての記述は乏しい。
自動車産業の大変革を背景に医療機器分野へ進出したとあり、構造転換への寄与がうかがえるが具体的ではない。
地域の特性や地域雇用への言及はなく、名古屋の企業であることしか読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
自動車産業は大変革の中にあるものの相応の受注を見込んでおり、受注獲得に向けた営業活動に引き続き注力している。今後も医療機器産業への進出を拡大し、医療機器メーカーとしてさらに事業を拡大していく考えである。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件