ものづくり補助金平成26年度製造業三重県

原着成形加工によるプラスチック部品の生産拡大

旭電器工業株式会社

成果加工時間 60秒→60秒

この事例のポイント

  • 中型部品に対応できる成形機は220トン以下までしかなく、原着成形の技術を中型部品に活かせていない。
  • 中型成形機(460トン)を導入した。
  • 加工時間 60秒→60秒。中型成形機の導入により、自動車内装部品や家電向けの原着成形品について、これまで対応できなかった中型部品にも適用できるよ…

事業者のプロフィール

事業者名旭電器工業株式会社
所在地三重県 三重県津市
業種電気機械器具製造業
技術分野立体造形
従業員数560人
資本金8,000万円

事業の背景

当社は熱可塑性樹脂の一般成形のほか、2色成形や超薄肉成形、原着成形など高度な成形加工に重点的に取り組んでいる。原着成形は高輝度メタリックや高漆黒ピアノブラックに着色した原材料を成形し、塗装などの2次加工による加飾を不要にする技術で、コスト面と環境面に優れることから市場ニーズは高い。自動車内装部品や家電製品では原着成形部品の中型部品への適用が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力中型部品に対応できる成形機は220トン以下までしかなく、原着成形の技術を中型部品に活かせていない。
  • 生産能力小型部品でも要求数量が増えており、金型1面あたりの取り数を増やして生産性を上げることが求められている。

やったこと

中型成形機(460トン)を導入した。中型部品として自動車内装部品のセンターパネルのサイズに対応でき、原着成形に適した多種の加工条件を設定できる仕様とし、安定した型締力が得られる油圧式の型締方式を選んだ。試作用金型には自動車部品のパワーウィンドゥスイッチのパネル「SWベゼル」を用い、原着成形特有の加工条件を新規機械に入力してサンプルを出した。外観評価ではウエルド(黒スジ)、フロー(色ムラ)、ヒケ(凹み)を確認した。射出圧力と型締力を検証して多数ケ取りを見極めた結果、SWベゼルは2ケ取りが可能と判断した。試作時の加工時間を従来機(600トン)と比較したところ、どちらも60秒で、コスト試算ではCR率30%を目標とした。

新しい製品・サービス:原着成形部品

事業の効果

  • 加工時間 60秒→60秒

中型成形機の導入により、自動車内装部品や家電向けの原着成形品について、これまで対応できなかった中型部品にも適用できるようになった。部品サイズの制約がなくなり、適用できる部材の範囲が広がった。SWベゼルでは2ケ取りが可能となり、多数ケ取りによる生産性の向上も見込める。また、塗装が不要になることで環境面の優位性も高まった。

今後の展望

原着成形品の適用範囲が広がることで需要は増え、市場は活性化すると考えている。当社のターゲットである自動車分野は東海地区に大手企業の拠点があり、地域経済の発展につながることを期待している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。