サッシの金型レス生産ラインの構築による短納期化・多品種生産の実現
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
有限会社マルセ
成果打ち抜き生産効率 1,500個/1h→4,140個/1h
| 事業者名 | 有限会社マルセ |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県 竜王町 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2003年 |
当社はウレタン成型品の受託加工を主力としており、2年前からエアダクト用結露防止材の生産に取り組んでいた。大手自動車部品メーカーから自動車エアダクトの結露防止ウレタン材の量産依頼を受けたが、これは当社にとって新しいビジネスだった。自動車部品は一度採用されると4年間は同一品が使われるため、安定した売上が見込めると判断して引き受けた。
抱えていた課題
やったこと
先方の要望は、現状の高品質を維持しつつ、大量発注への安定供給、大サイズ部品への対応、大サイズ材料が使える環境整備、材料ロスの軽減だった。裁断機メーカーと特別仕様を設計し、大型の油圧裁断機を導入した。金型の変更により部品サイズを650mm×990mmから975mm×990mmに拡大した。補助テーブルを設置して使用できる材料を1000mm×700mmから1000mm×1100mmに拡大した。加工時間を短縮し、打ち抜き生産効率を1,500個/1hから4,140個/1hへ2.75倍に上げ、材料ロス率を6.0%から1.3%へ4.7ポイント低下させた。
| 加工機 | 大型油圧裁断機 |
|---|
新しい製品・サービス:自動車エアダクト用結露防止ウレタン材
大型油圧裁断機の導入により大量受注と大サイズ品への対応が可能になり、品質を安定させた量産体制を確立した。材料ロスが減ってコストダウンが実現し、コスト競争での優位性も確保できた。新車販売台数上位2車種のエアダクト用結露防止材に採用が決まり、平成28年度の売上高は約6千万円、前年比3割増となった。粗利益率は20%以上を確保でき、3年間で投資額はほぼ回収できる見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ウレタン加工の新分野としてエアダクト用結露防止材に2年前から取り組み、既存のウレタン成型事業を拡張したと読める。経営戦略上の位置付けは明示されていない。
安定した高品質と生産性が大手自動車部品メーカーから評価され、自動車部品は4年間同一品が使われる点を踏まえた取り組みと読める。強みの具体性はある。
既存設備では対応できない課題を整理し、打ち抜き生産効率を2.75倍、材料ロス率を6.0%から1.3%に改善して大量受注に対応した点が具体的に読める。
平成28年度売上約6千万円、売上高は前年比3割増、粗利益率20%以上、3年間で投資回収の見込みと数字で示されている。
事業担当者や社長の記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述は読み取れない。
品質・コスト・工程管理の優位性や、人気2車種でシェア100%を確保した点から選ばれる理由が読み取れる。
住宅メーカーや医療分野への展開、3年間で売上倍増の見込みが示されるが、具体的な工程やスケジュールは薄い。
投資額を3年で回収する見込みはあるが、財務状況や金融機関からの資金調達についての記述は読み取れない。
エアダクト用結露防止材で大サイズ品を高品質に量産し、ウレタン加工の高水準の加工技術を確立したと読める。
大口の新規取引先確保や売上増の効果はあるが、国が補助する積極的な理由となる波及効果や雇用創出の記述は薄い。
約6千万円の売上と3年間の投資回収見込み、生産効率2.75倍など投資額に対する効果が数字で示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
自動車部品やウレタン加工の新分野への進出は読み取れるが、日本経済の構造転換に資するという観点の記述は薄い。
竜王町の立地は記載があるが、地域特性を活かした雇用創出や地域経済成長への言及は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
エアダクト用結露防止材は採用車種の販売台数に比例して売上が拡大し、年間7~8千万円に増える見込みである。住宅メーカーからの壁用断熱材や医療分野の健康グッズの引き合いもあり、ウレタン加工を事業の柱として育てる方針である。今回の新製品と既存事業を合わせて3年間で売上倍増を見込み、受注内容の選別により収益性の向上も図る。
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。