回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大東寝具工業株式会社
| 事業者名 | 大東寝具工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 従業員数 | 23人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1963年 |
大正14年創業の布団製造業者で、室町の問屋に卸す業態から始まり、直接販売、ネット通販へと事業形態を変えてきた。ネット通販は売り上げを伸ばしたが、仕入れ販売のため利益は少なかった。睡眠環境の提案を新たな経営理念とし、睡眠健康指導士の資格を全社員が取得して、睡眠のプロフェッショナルを目指してきた。
抱えていた課題
やったこと
お客様のカスタマイズ仕様データを電子化し、検索できるデータベースを構築した。従来の顧客管理受注システムと統合し、社内ネットワークに加えて社外からモバイル機器でもアクセスできるようにした。仕様項目を見直して共有化と見える化を進めた。厚手の生地に対応できる縫製用ミシンをミシンメーカーと共同開発して導入し、布団からクッション、枕まで対応できる幅を持たせた。モバイルアクセスを活用して「ねむりの宅配」サービスを始め、顧客の寝室で寝具や寝室のカスタマイズの相談を受けられるようにした。
| 加工機 | 厚手生地対応ミシン |
|---|---|
| ソフト | 顧客管理受注システム(カスタマイズ仕様データベース) |
| その他 | モバイル機器 |
新しい製品・サービス:厚手の生地に対応する縫製用ミシンと、カスタマイズ仕様データベースによる受注管理の仕組み。
カスタマイズ仕様データベースはまだ数か月の運用段階で、売上への効果はまだ出ていない。仕様データベースの構築により、リピートオーダーへの対応が以前より速くなったと声が寄せられている。仕様項目の見直しで共有化と見える化ができた。寝室まで入って寝具から住宅リフォームまで提案でき、眠れる空間の創造につながると考えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1925年創業から販売・ネット通販・睡眠指導へと段階的に変革し、今回の取組も「眠れる空間の創造」へ一貫して位置付けられています。
量販店との価格競争を避け、睡眠の質を重視する京都の顧客に向けた提案型販売が示されていますが、競争優位の定量的根拠はありません。
紙伝票探しによる対応遅れを課題と認識し、データベース化で解決する方針が示されていますが、付加価値向上の見込みは定量化されていません。
付加価値や賃上げの目標値は記載がなく、「具体的な成果、売上への効果はまだ出ておりません」と書かれています。
従業員23人で社員全員が睡眠健康指導士を取得している点は読み取れますが、補助事業の推進体制や事務処理面の記述は乏しいです。
ターゲットは眠りや生活の質を高めたい京都の意識の高い顧客と明記され、量販商品との違いや選ばれる理由も示されています。
データベース構築後まだ数か月で運用中とあり、今後の中長期スケジュールや課題の解決方法は示されていません。
公開されている事例からは読み取れません。
オーダーメイド寝具や特注ミシン、睡楽上布など差別化商品が挙げられていますが、価格や市場水準を示す数値はありません。
京都の伝統的な寝具製造の継承や文化発信が示されていますが、雇用創出や経済波及の規模は書かれていません。
補助金額や費用対効果、生産性の数値は記載がなく、「具体的な成果、売上への効果はまだ出ておりません」とあります。
顧客データベースをモバイルから社外アクセス可能にし、「ねむりの宅配」で訪問相談に活用する点が示されています。
寝具から寝室インテリア、住宅リフォームへ事業を広げ「睡眠環境」の提案に転換する点が示され、事業構造の変化が読み取れます。
京都の伏見で京座布団や京和晒綿紗など地域の製法を活かし、眠りの文化を京都から発信する点が示されています。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
寝具から発展させて睡眠環境の提案から寝室、住宅リフォームまで事業を広げていく。寝具から生まれた商品群を輸出も含めて展開する。オーガニックコットンを使った商品も企画している。
これまでは伝票を探し出して、そこから新たなカスタマイズを行うのに時間を要しましたが、本事業の成果で、スピーディになったとのお声を頂きました。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
CADシステムを導入し、印刷事業者から預かった図面データを事前に共有して修正や作成を行えるようにした。
効果:担当者は3日間でCADの操作をつかみ、自在に操ることができた。