回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
今太木材株式会社
| 事業者名 | 今太木材株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 安来市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業(家具を除く) |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 21人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1899年 |
1899年に旅籠として創業した後、材木業を経て、火災による工場焼失後は木材加工業に転換し、島根県内企業の需要に対応してきた。現在は売り上げの約95%を地元の日立金属安来工場と日立物流発注の輸出梱包用木箱が占め、測量杭や丁張用板などの建材も扱っている。主力の木箱はほんざね加工板を組み合わせたもので、強度と耐久性が高く、船で欧米へ輸送される特殊鋼素材の梱包に重宝されてきた。
抱えていた課題
やったこと
マルチ四面かんな盤KFP-S500型を導入し、ほんざね加工に対応したかんな加工を行えるようにした。従来は2面ずつしか削れず、削り終わるまで板に手を添えておく必要があったが、新設備では4面を一度に削れ、マイコン操作で自動的に加工できるようになった。その結果、作業時間が半分以下に短縮され、削り面もシャープに仕上がるなど品質も大きく向上した。作業が簡単になったことで、入社1カ月の新入社員でも加工に携われるようになった。
新設備の導入により生産性が大きく向上し、作業時間は半分以下に短縮された。削り面の仕上がりも格段に良くなり、品質が向上した。木箱の売り上げは約3割増となり、安定的な供給が可能になった。新人でも加工に携われるようになり、属人性からの脱却も進んだ。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
木材加工業への業種転換や木箱製造が過去の取組として書かれ、設備導入は木箱生産の強化につながると読める。ただし経営戦略上の位置づけは明示されていない。
当日発注・当日入荷に対応する機動力と技術力を強みとし、日立金属などの近距離の取引先に対応している点が具体的に書かれている。
受注額激減の原因が取引先偏りと書かれ、新規顧客・市場開拓と福祉事業参入で解決を図る方針が示されている。
設備導入後に木箱の売上が約3割増となったと書かれているが、将来の付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
新入社員でも1カ月程度で加工に携われるようになったと書かれ、人材面の運用は読み取れるが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。
ほんざね加工木箱の強度や耐食性、特殊鋼の梱包実績など製品価値と選ばれる理由が具体的に書かれている。
新規市場開拓や福祉事業参入の方向性は示されるが、遂行方法やスケジュールの詳細は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ほんざね加工の木箱は一般的な分野だが、マルチ四面かんな盤による高品質化が強みとして語られている程度。
地域の木材加工業者として島根県内の需要に対応し、雇用の場となっている点がうかがえるが、国が補助する積極的理由は書かれていない。
作業時間が半分以下に短縮し、売上が約3割増となったと書かれており効果は示されているが、補助金額との比較はない。
公開情報では判断できません。
公開情報では判断できません。
地域密着で120年の歴史と地域からの信用があり、福祉事業も含め地域への恩返しを掲げているが、雇用創出の規模は示されていない。
加工技術の幅が広がったことを生かし、今後は新規顧客や新規市場の開拓を狙う。2022年春には高齢者向けの新サービス事業も展開する予定。
強い属人性から脱却し、安定的な供給が可能になりました
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった