ものづくり補助金平成26年度製造業兵庫県

多結晶CVDダイヤモンドを利用した測定子の製造技術開発

日本精機宝石工業株式会社

成果測定子先端の研磨角度 60度→40度

この事例のポイント

  • 天然ダイヤは先端加工性に限界があり、測定子の先端を鋭角かつ滑らかな円錐状に仕上げることが難しい。
  • 従来は全て手作業だったダイヤモンドの研磨工程を機械加工で行うため、円盤研削装置を開発した。
  • 測定子先端の研磨角度 60度→40度。多結晶CVDダイヤモンドを用いることで、天然ダイヤや人工単結晶ダイヤより先端角度が鋭く、高い検査精度を実現する測定子の…

事業者のプロフィール

事業者名日本精機宝石工業株式会社
所在地兵庫県 新温泉町
業種輸送用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数52人
資本金6,000万円
設立1959年

事業の背景

当社はレコード針の生産で国内トップシェアを持ち、世界でもレコード針を一貫生産できるのは当社だけと言われている。レコード針の先端ダイヤモンドの精密加工技術を工業用ダイヤモンド製品に転用し、超精密部品の測定に使う測定子を製造している。当社は兵庫県の不便な立地にあるため、他社が面倒がる小さな仕事や小ロットの仕事を受注して技術を積み重ねてきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度天然ダイヤは先端加工性に限界があり、測定子の先端を鋭角かつ滑らかな円錐状に仕上げることが難しい。
  • コスト・採算天然ダイヤは価格が高く、入手も容易ではない。
  • 人手・技能ダイヤモンドの研磨は技術者の手の感覚に頼る手作業で行われており、加工にバラツキが出やすい。

やったこと

従来は全て手作業だったダイヤモンドの研磨工程を機械加工で行うため、円盤研削装置を開発した。この設備により、ベテラン技術者でもばらつくミクロ単位の精度まで自動加工できるようにした。この超精密加工設備と当社のダイヤモンド精密加工技術を組み合わせ、多結晶CVDダイヤモンドを使った測定子の開発を行った。その結果、先端角度を従来の約60度から40度(先端部R=5μm)まで鋭角に研磨することに成功した。今後は30度を目標に開発を続ける。

新しい製品・サービス:多結晶CVDダイヤモンドを使用した測定子

事業の効果

  • 測定子先端の研磨角度 60度→40度

多結晶CVDダイヤモンドを用いることで、天然ダイヤや人工単結晶ダイヤより先端角度が鋭く、高い検査精度を実現する測定子の開発に成功した。研磨工程を機械化したことで、ミクロ単位の精度を自動で出せるようになった。先端が滑らかで円錐形状を保つため、割れや欠けを抑えて製品化しやすくなった。

今後の展望

今後は先端角度30度を目標として開発を続けていく。

事業者の声

英社なら買う]から「英社しか買えない]

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

大阪府製造業平成25年度

ねじ寸法自動計測システムの試作開発

平成25年度ものづくり補助金を活用し、人手に依存せず検査精度と生産性を向上させる「ねじ寸法自動計測システム」を試作開発した。

効果:計測面の焦点深度 2mm→5mm

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。