回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社 いなみの里梅園
成果包装作業の従業員数 3名→1名
| 事業者名 | 株式会社 いなみの里梅園 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 印南町 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | デザイン,表面処理 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1998年 |
同社は紀州産の南高梅を使い、梅の二次加工品(調味加工した梅干し)を製造・販売している。原料は自家農園と契約農家の梅のみを使用し、自社工場で塩抜き・調味加工・包装を行う。商品は食品卸売業者経由で関東・関西の大手百貨店に流通するほか、一般個人客向けに通信販売も行っている。
抱えていた課題
やったこと
小袋専用の包装機を導入し、これまで手作業で行っていた梅干しの個別包装を機械化して品質の安定化を目指した。導入後は、従業員3名が手作業で約1時間に約300個を包装していたのが、1名で1時間あたり約1000個の包装ができるようになった。導入後は不良品率が15%から3%以下に減少した。機種の微調整に手間取ったため、メーカー担当者と何度も調整を行い、その後は専務と製造部門担当者が主導して本格稼働に至った。
| 加工機 | 小袋専用包装機 |
|---|
新しい製品・サービス:桃の果汁を使用したデザート感覚の「桃風味梅干し」
小袋専用包装機の導入により生産能力が大幅に向上し、包装は約10倍の速さになった。これにより短納期化が実現し、得意先の要望に迅速に応えられるようになった。不良品率も15%から3%以下に下がり、品質とコストの面で改善が進んだ。手作業の個別包装が無くなったことで、従業員を他の作業に振り向ける時間も増えた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1998年設立、20年あまりの業歴で梅の二次加工を手がけ、刻印梅干しや桃風味梅干しなど商品展開の一貫性がうかがえる。
キャラクター刻印や桃風味で他社に先駆け商品企画できる強みが示されるが、市場データとの対比は薄い。
手作業の個別包装で1時間約300個から約1000個へ、不良品率15%から3%以下へという課題認識と改善の数字がある。
生産能力が約10倍、個別包装の機械化で従業員の時間を営業に振り向けるなど、数値つきの成果が示されている。
専務・製造部門担当者が導入後の運用を主導し本格稼働に至ったと書かれるが、体制の詳細は少ない。
若年層の梅干し離れに対し単品個別包装を訴求する狙いや、百貨店・通販など顧客層が具体的に述べられている。
メーカーとの調整、桃風味の重点販売、新商品開発と展示会での発信など今後の進め方が書かれるが、スケジュールは乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
梅干しの刻印やデザート感覚の桃風味など、同分野の中で差別化した商品を企画している点がうかがえる。
地域の梅産業や南高梅農家との契約栽培に触れるが、国が補助する経済波及効果の記述は限定的。
生産能力10倍や不良率低下という効果は示されるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
和歌山県印南町の南高梅を原料とする地域特産の梅干し事業で、地域資源の活用はうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
桃風味梅干しの販売に力を入れるとともに、既存の得意先にとらわれない新分野への積極的な展開を進める予定である。和洋菓子の製造会社とのコラボレーションの事業化も進められている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル