回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
成果包餡の生産能力 200個→800個
| 所在地 | 島根県 出雲市 |
|---|---|
| 業種 | 食料品製造業 |
| 設立 | 1949年 |
昭和24年創業の和菓子店で、手みやげ用の和菓子を中心に製造し、地域に親しまれてきた。贈答品の多様化や洋菓子の普及により需要が減り、販売は自宅用に移行して販売数が伸び悩んでいた。一方で、和菓子は洋菓子に比べカロリーが低く、健康やスタイルを気にする女性や若者層を取り込みたいと考えていた。年売上は35百万円である。
抱えていた課題
やったこと
平成26年度のものづくり補助事業で、手作業だった包餡作業を高速かつ安定的に行える包餡機「CN020型」を導入した。これを本体として特注縦型スクリューフィーダーを設置した。CN020型の導入に合わせて、スムーズな生地供給を可能にする「マイティS30 MS-30」も導入し、機械をバージョンアップした。また、夏場でも安定して製造販売できるよう特注冷蔵ショーケースを導入した。補助事業による設備は28年2月から稼働を開始した。
新しい製品・サービス:生クリームを包んだ大福を含め、レアチーズやブルーベリー、イチジクなどを使った大福のラインナップ
手作業で200個が限度だった包餡が、機械化により半日で800個製造できるようになり、生産性が大きく向上した。生クリームを大福の生地に包む作業も可能になり、大福のラインナップが増えた。特注冷蔵ショーケースの導入により、夏場でも安定して製造販売できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の和菓子製造を軸に、手作業から機械化へ移行し量産と海外販路拡大を図る方針が示されている。
全国菓子博の最高賞を2年連続で受賞した練り切り技術と、カステラのニューヨーク・ハワイ輸出実績が具体的に書かれている。
販売数の伸び悩みと人手不足を課題として認識し、包あん作業を200個から800個へ高める機械化で対応している。
包あんの生産量増加は数字で示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
人手不足と後継者・人材育成の必要性が課題として挙げられており、実施体制の充実は読み取りにくい。
健康やスタイルを気にする女性・若者層をターゲットとし、低カロリーや大福の品ぞろえ拡充など選ばれる理由が示されている。
2016年2月から稼働を始め、海外展開を視野に入れるとあるが、具体的な遂行方法や課題解決の段取りは薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
国内最高レベルの練り切り技術を手作業と機械化で使い分け、高水準の和菓子を製造している点が読み取れる。
郷土の銅剣や古墳をモチーフにした商品など地域文化の継承はうかがえるが、経済波及や雇用創出の記述は薄い。
包あん作業の能率が手作業の200個から半日800個へ向上した数字はあるが、投入額と効果の比較は書かれていない。
インスタグラムでの発信や海外講師依頼に触れるが、先端デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
海外販路の拡大や健康志向層の取り込みを狙うとあるが、成長分野への構造転換としての位置づけは明示されていない。
出雲市斐川町の田園風景や銅剣出土をヒントにした郷土色豊かな商品と、地元産ブルーベリーの活用が示されている。
導入した機械で大福にジャムを詰める作業も可能になったことから、海外展開を視野に入れている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋盤加工技術への設備投資として「CNC普通旋盤」を導入した。
効果:加工可能なパイプ径 170mm→250mm
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。