ものづくり補助金平成26年度製造業岡山県

新商品(生チョコサブレ縁(EN)を開発、販売

成果包餡機の導入により1時間で最大2,000個以上の生地を製造可能になった

この事例のポイント

  • 和風感覚の焼菓子で幅広い世代の顧客を獲得するため、新商品「生チョコサブレ縁」を量産できる体制が必要だった。
  • 賞味期限が長くギフト利用しやすい焼菓子に注力し、せんべいのような和風の趣がある新商品「生チョコサブレ縁」を開発した。
  • 包餡機の導入により1時間で最大2,000個以上の生地を製造可能になった。包餡機と包装機の導入により手作業に比べて生産数が飛躍的に増加し、2台の機械でスタッフの労力が軽減され効率的な生産が可能…

事業者のプロフィール

所在地岡山県 浅口市
業種食料品製造業
従業員数9人
設立1988年

事業の背景

創業約30年のフルーツショップ兼喫茶店から独立して6年の洋菓子工房で、地元浅口市の食材を使った商品を開発・販売してきた。土産物店・贈答品店からは価格競争の激化や製造効率の重視により、こだわりや目新しさが少なく客が飽きてきているとの声があった。来店客の年齢層が高くなり、洋菓子でも和風的なものが好まれるようになっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術和風感覚の焼菓子で幅広い世代の顧客を獲得するため、新商品「生チョコサブレ縁」を量産できる体制が必要だった。
  • 生産能力生チョコを生地で包む作業を手作業で行うと時間がかかり、均一化も難しかった。
  • 人手・技能生菓子も製造しているため人手と時間に限りがあり、スタッフの省力化も課題だった。
  • 品質・精度食感を保つために個包装が必要だが、簡易型シール機では包装できる数に限りがあった。

やったこと

賞味期限が長くギフト利用しやすい焼菓子に注力し、せんべいのような和風の趣がある新商品「生チョコサブレ縁」を開発した。土産物店・贈答品店に提供するため量産化が必要になり、包餡機と包装機を導入した。包餡機は生地で餡を包み棒状に成形して設定した大きさにカットし、グラム単位で重量を調整でき、1時間で最大2,000個以上の生地を製造できる。生地は冷凍保存が可能で生産計画を調整できる。包装機は毎分40個の個包装が可能で、簡易型シール機に比べて20倍の能力がある。

新しい製品・サービス:生チョコサブレ縁

事業の効果

  • 包餡機の導入により1時間で最大2,000個以上の生地を製造可能になった
  • 包装機は毎分40個の個包装を実現し、簡易型シール機に比べて20倍の能力がある

包餡機と包装機の導入により手作業に比べて生産数が飛躍的に増加し、2台の機械でスタッフの労力が軽減され効率的な生産が可能になった。特に多忙期の労働負担を軽減できたことが大きい。生チョコを包んだ生地を量産できるようになり、新商品の販売先拡大につながる体制が整った。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性2

    約30年の歴史を持つ店から独立し地元食材を使う商品を開発してきたとあるが、焼菓子の量産化が経営戦略上どう位置付けられるかは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    土産物店・贈答品店の価格競争激化と、来店客の年齢層上昇で和風洋菓子が好まれる変化を課題として挙げ、外部環境を踏まえている。

  • 課題の認識と解決4

    手作業では1時間あたりの生産数に限界があるとし、包餡機で1時間に最大2,000個以上の生地製造、包装機で毎分40個の個包装と具体的な課題認識と効果が示されている。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    生産数の飛躍的増加や簡易型シール機の20倍の能力とあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    「柔らかくて食べやすい」「甘さが控えめ」と幅広い世代に好評で、土産物・贈答品店への提供に量産が必要と明示されている。

  • 事業化までの道筋2

    商品PRと販路拡大を目標とするとあるが、中長期の遂行スケジュールや課題解決方法の詳細は書かれていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    生チョコを包んだせんべい風の焼菓子という独自性は読み取れるが、市場での認知度や高価格化の水準は具体的に書かれていない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    地元浅口市の食材を使い地域活性化に貢献しているとあるが、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。

  • 費用対効果2

    手作業比で生産数が飛躍的に増えたとあるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    地元浅口市の日本酒や食材を使った商品開発で地域活性化に貢献しているとあり、地域特性を活かす点は読み取れる。

今後の展望

生チョコ商品で実績を作り、バリエーションを増やしたいと考えている。商品PRに力を入れ、販売先を拡大することが目標。

事業者の声

柔らかくて食べやすい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。