ものづくり補助金平成26年度卸売業、小売業山口県

バイブレ-ションコンベアー制御装置の導入による、生産性と競争力の強化

コ-エ-株式会社

この事例のポイント

  • 手作業によるカス取り工程では切り取り不良が発生し、製品品質が一定にならなかった。
  • コンピュータで制御されたバイブレーションコンベア制御装置を導入した。
  • 本設備の導入により生産スピードが大幅に向上し、平均製造日数が短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名コ-エ-株式会社
所在地山口県 下関市
業種その他の卸売業
技術分野機械制御
従業員数55人
資本金3,630万円
設立1948年

事業の背景

当社は大正11年創業の紙専門商社で、製造業(段ボールケース)と卸売業(紙・紙製品)を兼ね備えている。段ボールは物流で欠かせない素材であり、近年は機能性段ボールや高付加価値のケースの需要が高まっている。特に工業品や製薬品では打ち抜き精度と加工不良ゼロが求められている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度手作業によるカス取り工程では切り取り不良が発生し、製品品質が一定にならなかった。
  • 生産能力高品質・短納期・中ロットの注文に対応するための生産スピードが不足していた。
  • コスト・採算価格競争が激しく、小ロット・多品種や納期短縮への対応も求められていた。

やったこと

コンピュータで制御されたバイブレーションコンベア制御装置を導入した。段ボール用平盤ダイカッタ機の設備更新により生産性を2倍とすることを目指した。バイブレーション機能を持つ搬送ベルトで製品を挟み込み、不要部分を自動で除去する仕組みとした。これにより従来手作業だったカス取り工程を機械化し、外注品の内製化と精密加工に対応できる体制を整えた。

  • 加工機段ボール用平盤ダイカッタ機
  • その他バイブレーションコンベア制御装置

事業の効果

本設備の導入により生産スピードが大幅に向上し、平均製造日数が短縮された。不良率も大幅に改善され、競合他社との差別化が可能となった。カス取りは90%以上が自動化され、カス取り時の不良発生率は20%以下になった。短納期で高付加価値の製品を製造できるようになった。

今後の展望

印刷から製函までを一貫して対応できる強みを生かし、複雑な形状の緩衝材の製造など高付加価値に特化した段ボールケースの営業に注力する。デザイン提携先と連携し、商社・印刷会社・問屋販売社へデザイン性に富んだ新商品を提案して顧客ニーズを実現させる。既存顧客からの受注拡大を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。