包装機導入による生産工程におけるボトルネックの解消
焼き工程と包装工程の間の滞留を解消するため、工場を新たに建設して焼き工程から包装工程へ円滑に流れる作業動線を構築した。
効果:包装処理速度 5個/分→50個/分
株式会社青木光悦堂
成果高齢者施設の利用件数 104件→475件
| 事業者名 | 株式会社青木光悦堂 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市 |
| 業種 | 飲食料品卸売業 |
| 従業員数 | 32人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1976年 |
明治25年創業の菓子卸売業で、全国のこだわりのある菓子を年間約2000アイテム販売し、主な販売先は全国のスーパーマーケットであった。平成26年に業界初の高齢者施設向け「お菓子の宅配・献立システム」(現「カシデリ」)を開始し、1食50円からの手軽な料金と定期でなくてもスポット注文できる仕組みが受け、注文は次第に増えていった。当初は既存事業のスーパー向け出荷の一部スペースで行っていたが、取扱量の増加により手狭になっていた。
抱えていた課題
やったこと
大量荷捌きが可能な新倉庫を開設し、カシデリ専用のECサイトと既存の基幹システムを連携させた。これにより施設からの注文を自動で受信し、ワンクリックでデータを移行できるようにした。ハンディーターミナルを導入し、人の目で行っていた商品検品をバーコード読み取りに変更した。ラベル自動印字貼付機一式を導入し、手作業だったシール貼りを自動化した。半自動製函機を導入し、女性社員など力の弱い人でも箱の組み立て作業ができるようにした。
| 加工機 | ラベル自動印字貼付機一式 |
|---|---|
| 加工機 | 半自動製函機 |
| 検査測定 | ハンディーターミナル |
| ソフト | カシデリ専用ソフト(ECサイト) |
新しい製品・サービス:高齢者施設向け「カシデリ」事業(お菓子の宅配・献立システム)
新倉庫は平成31年1月より運用を開始し、受発注システムとピッキングシステムの構築により作業時間が大幅に短縮された。検品のバーコード化により正確性が向上し、省力化も実現した。高齢者施設の利用は2年間で104件から475件に増え、北海道から九州まで全国の施設が利用している。従業員からは利用者の感謝の声が届き、やりがいの向上や既存事業メンバーへの良い刺激にもつながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成26年に業界初の高齢者施設向けサービスを始め、3度のモデルチェンジを経て採算の合う仕組みを作ったと書かれており、既存事業とのつながりも述べられている。
高齢者施設向けに年間約2000アイテム、常時100種類以上を揃え、1食50円の料金設定や注文の手軽さを強みとして挙げている。
FAX注文の手入力や人海戦術での受注、人の目による検品という課題を挙げ、受発注システムと検品のバーコード化で解決しようとしている。
全国シェア№1を目指すとあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
従業員32人の企業で、社員が導入後の業務を担っている記述はあるが、補助事業の遂行体制の具体的な説明は薄い。
施設数が104件から475件に増えたという実績と、一人分単位の受注や嚥下困難者向けメニューなど顧客ニーズへの対応が具体的に書かれている。
新倉庫の準備期間を経て平成31年1月から運用開始したと時期は示されているが、中長期の課題検証や遂行方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
業界初の高齢者施設向けお菓子の宅配・献立サービスであり、同分野での先駆的な取り組みであることが明記されている。
北海道から九州まで施設が利用していると記載はあるが、雇用創出や波及効果など国が補助する理由は示されていない。
作業時間は大幅に短縮されたとあるが、投資額や削減時間、付加価値増加の数値がなく費用対効果は判断しにくい。
専用ECソフトと基幹システムの連携、ハンディーターミナルによるバーコード読み取りなど、デジタル技術の活用が書かれている。
高齢者施設向けという高齢化に対応した市場に進出していることは読み取れるが、日本経済の構造転換への言及は薄い。
京都市山科区での事業が示されているだけで、地域の特性を活かした付加価値や地域経済への効果は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
嚥下困難な高齢者向けのメニューを作成し、より多くの利用者に楽しんでもらう工夫を進めている。高齢者施設向け菓子卸売業で全国シェアNo.1を目指す。
焼き工程と包装工程の間の滞留を解消するため、工場を新たに建設して焼き工程から包装工程へ円滑に流れる作業動線を構築した。
効果:包装処理速度 5個/分→50個/分
パッケージングの効率化のため、薄型シャーレ対応とネットワーク連動機能を備えた自動テープ巻機を導入した。
効果:生産量(額) 1倍→4倍
フィルムスリッター加工の省力化と作業時間短縮のため、株式会社西村製作所製の「NSスリッター」を新規導入し、旧式設備から入れ替えた。
効果:スリット加工時間 50分→35分