山留め資材の再利用を可能とするリサイクル方法の構築
山留め資材の寸法が高さ300mm・幅300mmまで切断できる型鋼帯鋸盤と、曲がった資材を修正する矯正機を新規導入した。
効果:再使用率 20%→89.3%
株式会社フクブル
成果当初の3t吊りウインチは地上40cm付近で熱をもって停止したが、5tウインチと動滑車1個に変更して解体現場で吊り上げ成功
| 事業者名 | 株式会社フクブル |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 徳島市 |
| 業種 | 職別工事業 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1968年 |
株式会社フクブルは徳島市の解体工事会社で、ビル解体などの職別工事を行っている。建物解体業界は過当競争と規制強化により工事価格が下落傾向にある。重機の使用ができない住宅密集地や狭小地での手壊し工事が増えており、建築密集地の狭小なビル解体では重機の据付スペースの確保が難しく、コストの高い手作業が主になっている。
抱えていた課題
やったこと
ビルの解体に使用する自重3tの重機のアーム部に3t吊りの小型ウインチを装着して吊り上げ実験を行ったところ、地上40cm付近でウインチが熱をもって停止した。ワイヤの取り回しを工夫し動滑車を2個使用した条件では問題なく吊り上がったが、解体現場での実施は難しいと判断した。次に動滑車を1個とし5tウインチに変更して解体現場で吊り上げ実験を行い、最上階にスイベル滑車を設置して吊り上げたところ、床板等の亀裂や破損もなく問題なく吊り上がったため実験成功とした。吊り上げ実験のデータをメーカーに提供し、重機を改造した試作機を完成させた。
| 加工機 | 3t吊り小型ウインチ |
|---|---|
| 加工機 | 5tウインチ |
| その他 | スパイダーロボ工法用重機(試作機) |
新しい製品・サービス:ビルの上に自ら昇って解体を行う「スパイダーロボ工法」用の解体重機の試作機
試作開発したスパイダーロボ工法により、狭い土地でも重機で安全かつ低コストにビルを解体できる見通しが立った。吊り上げ実験で工法の優位性と安全性を確認できた。今後は都会のビル密集地での需要を見込み、環境展への出展やNETISへの登録を計画している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
解体業の過当競争と価格下落に触れるが、これまでの事業との一貫性や経営戦略上の位置づけは書かれていない。
重機の使用困難な住宅密集地や狭小地での手壊し増加を外部環境として挙げ、スパイダーロボ工法で差別化する方向は読み取れるが、自社の経営資源の強み・弱みは書かれていない。
手壊し工事のコスト高・リスク増という課題と、低コスト化・工期短縮を目指す点は読み取れるが、高付加価値化につながる事業計画の具体は薄い。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれていないが、工期短縮やコスト低減の方向性はうかがえる。
メーカーへの実験データ提供や試作機完成の記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制は書かれていない。
狭小地でも安全・低コストに解体できる点、都会での需要が大きいとの見込みが書かれ、顧客ターゲットとニーズの裏付けが読み取れる。
吊り上げ実験の段階的な検証(1/4の力、動滑車1個、5tウインチ変更)と、環境展出展やNETIS登録の予定が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
従来の手壊しや重機据付に代わる独自工法「スパイダーロボ工法」を開発し特許出願している点が、新規性として読み取れる。
狭小地の解体における安全性・コスト面の社会的ニーズはうかがえるが、雇用創出や波及効果の記載は薄い。
工事コストと工期の低減が目的とされるが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は書かれていない。
独自の重機工法による解体手法の革新は読み取れるが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
徳島から都市部への全国展開を視野に入れる記載はあるが、地域の雇用や経済成長への寄与は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
地方より建築物の密集する都会で需要が大きいと見込み、全国展開の足掛かりとして環境展等への出展を検討している。国土交通省のNETISへの登録も計画している。
山留め資材の寸法が高さ300mm・幅300mmまで切断できる型鋼帯鋸盤と、曲がった資材を修正する矯正機を新規導入した。
効果:再使用率 20%→89.3%
当社は、油や化学薬品で汚染された土壌を現場で改良できるよう、自走式土壌改良機を設備として導入した。
三重大学などとの共同研究により、掘削土砂を排出しないケーシングを開発し、2013年に実用化した。
効果:施工速度 1倍→2倍