ものづくり補助金平成26年度製造業愛媛県

フィルム成形機および製袋機の新規増設による生産性向上計画

リュウグウ株式会社

成果ポリ袋製袋の生産能力 1倍→2.8倍

この事例のポイント

  • 主力商品『超ポリ』が大口顧客の規格袋として採用されることが決まり、量産体制を整える必要が生じた。
  • インフレーションフィルム成形機等の機種選定と導入を行い、幅250mm~350mmサイズの規格袋の製造確認と量産化の確認を行った。
  • ポリ袋製袋の生産能力 1倍→2.8倍。新型のインフレーションフィルム成形機とポリ袋製袋機等の増設により生産能力が増強され、大型受注への対応力と生産効率・品質…

事業者のプロフィール

事業者名リュウグウ株式会社
所在地愛媛県 四国中央市
業種プラスチック製品製造業
技術分野精密加工,機械制御
従業員数78人
資本金5,000万円
設立1947年

事業の背景

当社は地元四国中央市の特産である紙加工品を扱うとともに、ポリエチレン製のフィルム製造からポリ袋等への加工を一貫して行うメーカーである。創業130年を超える歴史の中で築いた全国の販売網を生かし、環境配慮や付加価値のある製品を提供してきた。近年は自社独自の原料配合によるポリエチレンフィルム『超ポリ』を開発し、高強度・高透明性という品質面の付加価値が顧客に好評を得ている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術主力商品『超ポリ』が大口顧客の規格袋として採用されることが決まり、量産体制を整える必要が生じた。
  • 生産能力既存の設備では大口受注に対応する生産能力が不足していた。

やったこと

インフレーションフィルム成形機等の機種選定と導入を行い、幅250mm~350mmサイズの規格袋の製造確認と量産化の確認を行った。同時にポリ袋製袋機等の機種選定と導入を行い、規格袋17号から20号のサイズの製造確認と量産化の確認を行った。インフレーションフィルム成形機はリング状のダイから溶融樹脂をフィルム状に押し出すと同時に冷たい空気を吹き込み、一定の大きさに膨張させて袋状に成形する装置である。

加工機インフレーションフィルム成形機
加工機ポリ袋製袋機

新しい製品・サービス:ポリエチレンフィルム『超ポリ』

事業の効果

  • ポリ袋製袋の生産能力 1倍→2.8倍

新型のインフレーションフィルム成形機とポリ袋製袋機等の増設により生産能力が増強され、大型受注への対応力と生産効率・品質向上によるコスト競争力が強化された。フィルム生産量が増加し、品質向上と品質の安定が可能となった。ポリ袋製袋は従前の約2.8倍の生産能力となり、加工賃の低減にもつながった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.9 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業130年超の歴史と『超ポリ』の開発経緯が書かれ、事業の一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    『超ポリ』は透明性や同額で材質を選べる点が他社強化袋にない差別化と具体的に述べられ、競争優位が読み取れる。

  • 課題の認識と解決4

    大口顧客の規格袋採用による量産体制の必要性が課題として示され、設備導入と製袋能力約2.8倍の結果が対応している。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    製袋能力が従前の約2.8倍になったと数字で示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    『超ポリ』の高強度・高透明性や薄肉化による資源節約という価値と、大口顧客への採用実績が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    設備導入後の今後の活動予定として既存顧客への注力や海外展開が示されるが、スケジュールや課題解決方法は具体性が薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    自社独自配合のポリエチレンフィルム『超ポリ』で差別化し、大きいサイズの規格袋で単価・付加価値額の高い製品を目指すと述べている。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用3

    売上拡大に伴い人員を増員し雇用創出に貢献すると述べられるが、波及効果の定量的な根拠は薄い。

  • 費用対効果3

    加工賃の低減や生産能力約2.8倍は示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献2

    環境配慮や資源節約の方向性はうかがえるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面50%
  • 成長分野への進出2

    海外展開や新たな付加価値製品の開発に触れるが、日本経済の構造転換との関係は明示されていない。

  • 地域経済への波及3

    地元四国中央市の特産品を扱い雇用創出に言及するが、地域の特性を活かした成長牽引の具体性は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

生産能力面と製品価格面で競争力が強化されたため、既存の大口顧客からの『超ポリ』の受注に注力し、売上を伸ばす計画である。大きいサイズの規格袋にもシェアを広げ、単価・付加価値額の高い製品の生産を伸ばしたい。今後は新たな付加価値製品を開発して『超ポリ』に続く柱を作り、海外展開も視野に入れる。売上拡大に伴い人員を増員し、雇用創出に貢献したい。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。