回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社天年堂
成果1日に複数種類の練り上げが可能になった
| 事業者名 | 株式会社天年堂 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県 久留米市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,製造環境,表面処理,立体造形 |
| 従業員数 | 45人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1621年 |
株式会社天年堂は1621年創業の線香製造販売業者で、価格帯や用途の異なる多品種の商品を製造販売している。仏事用が主体の線香だが、近年はアロマとして楽しむ需要も増えている。
抱えていた課題
やったこと
量産可能な線香製造体制を強化するため、品質の肝となる新型玉締め機を導入した。内部が着脱可能な構造により、詰まりの原因となっていた部分の分解洗浄が可能になった。新たな玉締め機の製作を依頼し、鉄や真ちゅう部分の腐食への改善と品質・生産性の向上を目指した。導入後は練り上げの工程がスムーズになり、段取り替えも容易になった。
| 加工機 | 新型線香玉締め機 |
|---|
新しい製品・サービス:花や緑茶の香りがするアロマ系線香、地元・久留米産のバニラビーンズを使ったお香
原料ロスが大幅に削減され、一定の割合で発生していたロスが減った。練り上げの工程がスムーズになり、1日に複数種類の練り上げが可能になって生産性が向上した。高品質でより小ロットな商品を手がけられるようになり、アロマ系線香などの新商品開発につながった。社内のムダが減り、5S活動により従業員の一体感も生まれた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
古くから線香の原料を扱いノウハウを積み重ねてきたこと、従来商品に加えアロマ系線香へ力を入れたことが読み取れるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
アロマとして楽しむ需要が増えていることや地元久留米産バニラビーンズの活用が書かれ、外部動向と自社の原料へのこだわりは読み取れるが、競争優位の説明は薄い。
玉締め機での原料ロスが一定割合で発生していた課題を認識し、分解洗浄可能な構造で大幅削減できた点が具体的に書かれている。
生産性向上や原料ロス削減の効果は書かれているが、付加価値額や賃上げの数値目標は記載されていない。
福岡県中小企業団体中央会の支援を受けたことや申請に手間がかかったことはあるが、事業遂行体制の具体的な記載は薄い。
高級線香やアロマ系線香の開発、緑茶や花の香りのオイル使用など、商品の特徴と市場開拓の方向が具体的に読み取れる。
5S活動や段取り替えの容易化に触れているが、中長期の検証や遂行スケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
線香のアロマ系商品は従来の仏事用とは異なる新分野として描かれているが、普及度や高付加価値化の水準は数値で示されていない。
地元久留米産バニラビーンズの活用など地域資源に触れるが、雇用や波及効果など国が補助する積極的理由は書かれていない。
生産性向上や社内のムダ削減が書かれるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
久留米産の原料活用など地域性に触れているが、雇用創出や地域経済成長を牽引する記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
線香の形成もよくなった
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人