ものづくり補助金平成26年度製造業熊本県

小ロット・多品種のプレミアムアイスバー製造における省力化と生産能力の向上

株式会社パストラル

成果生産能力は2,400本/日、52,800本/月、633,600本/年になった。

この事例のポイント

  • アイスバーは7〜8月に需要が集中するため工場の稼働率が夏以外に下がる。
  • アイスバーを冷却液で冷やし固める製造装置1台を新たに導入し、冷却能力を高めて連続運転を可能にした。
  • 生産能力は2,400本/日、52,800本/月、633,600本/年になった。冷却能力の向上で連続運転が可能になり、生産能力は導入前の2.5倍に増えた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社パストラル
所在地熊本県 山鹿市
業種食料品製造業
従業員数14人
資本金2,700万円
設立1997年

事業の背景

当社は地元産の農産物を使い、アイスクリームやジェラート、アイスバーを多品種小ロットで製造販売している。OEM生産が事業の6割を占め、発注元は個人店から全国で数百店舗を展開する大企業までと幅広い。2014年に首都圏を中心とするアイスバー専門店の出店をきっかけに国内でプレミアムアイスバーのブームが起き、アパレル系や雑貨系、カフェなどの参入が相次いだ。数万本以上でなければ受注できない大規模工場に対し、当社は数百本から数万本に対応できるため受注が増えた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑アイスバーは7〜8月に需要が集中するため工場の稼働率が夏以外に下がる。
  • 集客・繁閑大企業からの発注は数量が多いものの企画次第で終了することがあり、年間を通じて安定した発注先の確保が課題だった。
  • 生産能力アイスバー製造装置が1台だけで製造が追いつかず、生産量を増やす必要があった。

やったこと

アイスバーを冷却液で冷やし固める製造装置1台を新たに導入し、冷却能力を高めて連続運転を可能にした。アイス液を充填する凍結缶の洗浄機も新たに導入した。以前は他の器具と兼用の洗浄機だったため、洗浄にかかる時間的なロスを解消した。

事業の効果

  • 生産能力は2,400本/日、52,800本/月、633,600本/年になった。
  • 生産能力(導入前比) 1倍→2.5倍

冷却能力の向上で連続運転が可能になり、生産能力は導入前の2.5倍に増えた。凍結缶洗浄機の導入で洗浄の時間的なロスもなくなった。出荷額ベースでは年間最大9,500万円分の生産能力になった。大手アパレルの販促品や人気グループのイベント向けなど、多様なプレミアムアイスバーの受注にも対応できるようになった。

今後の展望

プレミアムアイスバーのブームは落ち着きつつあるが、アイスバー市場は多様化しており、小ロット多品種生産で培ったノウハウを生かして売上をさらに伸ばす方針。2018年2月オープン予定の加工施設とカフェ併設の洋菓子店で自社販売まで一貫して行い、年間を通じた製造量の平準化を図る。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。