回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
成果NCルーターマシンは0.1ミリ単位での調整が可能
| 所在地 | 大分県 日田市 |
|---|---|
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 技術分野 | デザイン,立体造形 |
| 従業員数 | 4人 |
| 設立 | 1948年 |
日田は静岡市・松永町と並ぶ日本の三大下駄産地のひとつで、全盛期には全国シェアの8割を占め、市内に200軒の会社や工房が下駄関連の仕事をしていた。生活様式の変化などで、現在は下駄に関連する仕事をしているのは10軒あまりに激減している。日田の下駄作りは枕、木地、仕上げの分業制で、本野はきもの工業は仕上げを担う工房である。
抱えていた課題
やったこと
倣い面取り鉋とNCルーターマシンの2種の機械を導入し、下駄の木地の内製化を図った。倣い面取り鉋で下駄枕を削ると、足の裏の形に合わせた曲線の加工が可能になる。NCルーターマシンは入力したデータに沿って下駄の下部と側面を削り取り、0.1ミリ単位での調整ができる。これにより自由なサイズやデザインの下駄を自社で作れるようになり、オーダーメイド型ビジネスの試作開発と生産の内製化を進めた。
| 加工機 | 倣い面取り鉋 |
|---|---|
| 加工機 | NCルーターマシン |
新しい製品・サービス:オーダーメイド型ビジネスとしての自由なサイズ・デザインの下駄
木地の内製化により作業のスピードアップと完成度の高い製品作りが可能になった。サイズやヒールの高さ、側面の形状などデザインの制約が解消され、特に女性向けに多彩な下駄を作れるようになった。集成材やアクリルなど従来使われなかった素材も木地に使えるようになり、多様化するユーザーニーズに対応できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
新店舗建設を機に小売を始め、オーダーメイド型ビジネスを新事業の柱と位置付けている点は読み取れるが、過去の取組との一貫性は詳しく書かれていない。
浴衣の流行で下駄の人気が回復しつつあるとの外部環境は触れられるが、競争優位性を裏付ける自社資源の強み・弱みの記述は乏しい。
枕・木地職人が一人ずつしかいない将来への不安という課題認識と、内製化による対応は読み取れるが、成長指標や事業計画の数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
社員数4名、創業昭和23年で仕上げ工房として営んできたことは書かれるが、補助事業の遂行体制や事務処理能力は直接書かれていない。
自由なサイズ・デザイン、ヒールの高さ、集成材やアクリルの素材対応など、顧客ニーズへの対応と選ばれる理由が具体的に書かれている。
NCルーターの0.1ミリ単位の調整など機械面の記述はあるが、中長期の課題検証やスケジュール・課題解決方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
全盛期の全国シェア8割から市内の下駄関連事業者が10軒あまりに減った中で、オーダーメイド型で多品種少量を高付加価値化する点が読み取れる。
三大下駄産地の伝統技術である日田下駄の分業体制を維持する必要性が示されるが、波及効果の数値的な裏付けは乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
NCルーターや倣い面取り鉋による精密加工は読み取れるが、デジタル技術によるサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
日田市の下駄産地という地域特性を活かし、集成材など新素材を取り入れた付加価値づくりが具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
汎用品からオンリーワンへと転換し、オーダーメイドで自分だけの下駄を提供する「オーダーメイド型ビジネス」を実現する。アパレルブランドとの提携や下駄の体験型産業観光化などで下駄の魅力を発信していく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。