回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
鹿児島ケース株式会社
成果加工精度は±0.1mm以内を達成
| 事業者名 | 鹿児島ケース株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 日置市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 46人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1963年 |
鹿児島ケース株式会社は創業59年の精密板金加工を手がける会社で、小さな金具から制御盤まで幅広く製作している。これまで半導体製造装置メーカー、食品製造装置メーカー、梱包機器装置メーカーのコア部品を手がけてきた。高齢化の進展により医療機器の開発ニーズが高まり、医療機器市場は年々拡大しており、世界的にも年率8%程度の成長が予測されている。
抱えていた課題
やったこと
精密板金加工の独自ノウハウを発展させ、医療機器向け部品の超精密板金加工を目指して取り組んだ。サンプル製品を試作しテスト加工を行い、検証した結果、初期の目標であった精度±0.1mm以内を達成した。機械導入によりリードタイムを10%短縮し、生産性向上の効果を確認した。
| 加工機 | 機械装置 |
|---|
新しい製品・サービス:医療機器向けコア部品の超精密板金加工
機械導入により加工精度が向上し、初期目標の±0.1mm以内を達成した。リードタイムも短縮され、生産性向上に大きく貢献した。加工精度の向上により、半導体製造装置等の部品に加え医療関連機器への参入が可能になった。機械装置の有効性も確認できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業59年の精密板金加工の経験と、半導体・食品・梱包機器向けコア部品の実績が記載されており、事業の連続性は読み取れる。
独自の加工ノウハウや多品種少量対応が示されるが、市場動向との比較や競合に対する優位性の数値は書かれていない。
医療機器分野への参入という課題認識と高精度・難加工への取組は書かれているが、高付加価値化の定量的な計画は薄い。
リードタイム10%短縮と±0.1mm以内の精度達成は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員46名や職人の存在にはふれているが、補助事業を遂行する体制や事務処理の具体的な記載は見当たらない。
医療機器向け精密板金部品という顧客ターゲットと高精度・短納期という価値は読み取れるが、ニーズの裏付けは薄い。
テストサンプルとテスト加工を行ったことはわかるが、中長期のスケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
医療機器市場は年率8%程度の成長が見込まれると記載され、高精度な医療関連部品への参入という高付加価値化の方向性がある。
高齢化による医療機器ニーズの高まりは触れられているが、雇用創出や波及効果など国が補助する理由は明示されていない。
リードタイム10%短縮や精度向上による生産性向上は示されるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
機械導入による高精度加工は示されるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献の記述は乏しい。
医療機器分野への進出は成長分野への転換として読み取れるが、日本経済の構造転換との関連は示されていない。
鹿児島の日置・北薩エリアの企業という地域性はわかるが、地域の雇用や経済成長への貢献は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
医療機器向け精密板金部品を提供することを目指し、医療関連機器分野への参入を進める。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。