ものづくり補助金平成27年度サービス業(他に分類されないもの)岩手県

新型ロングパイル人工芝専用機導入による作業効率アップ事業

株式会社平野ターフ

成果人工芝管理に必要な作業人数 3人→1人

この事例のポイント

  • 県内には人工芝の管理メンテナンスを施工する事業者がほとんどなく、施設は県外や関東地方の事業者に依存せざるを得ない状況だった。
  • 既存の芝生専用トラクターに連結して使用する「トラクター連結式新型ロングパイル人工芝管理機」を導入した。
  • 人工芝管理に必要な作業人数 3人→1人。導入した機械により、3機能を同時に行えるため作業時間が大幅に削減され、管理に必要な人員も減らすことができた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社平野ターフ
所在地岩手県 北上市
業種その他のサービス業
従業員数8人
資本金300万円
設立2011年

事業の背景

当社は天然芝の管理を主たる事業としており、サッカー、ラグビー、ゴルフなどのグラウンドの天然芝管理を得意としている。昨年はラグビーワールドカップ2019の試合会場のひとつである釜石鵜住居復興スタジアムの芝生管理も担当した。近年は天候に左右されやすく、こまめなメンテナンスを必要とする天然芝に替わり、人工芝の需要が高まっており、幼稚園や小学校、老人施設などでも人工芝を取り入れる所が増えている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 販路・情報発信県内には人工芝の管理メンテナンスを施工する事業者がほとんどなく、施設は県外や関東地方の事業者に依存せざるを得ない状況だった。
  • コスト・採算県外事業者への依存により、人工芝を保有する施設は管理費用や施工日数の面で大きな負担を抱えていた。
  • 生産能力サッカーグラウンドなどの人工芝管理には3人を必要とし、作業に多くの人員と時間がかかっていた。

やったこと

既存の芝生専用トラクターに連結して使用する「トラクター連結式新型ロングパイル人工芝管理機」を導入した。この機械は1台で「芝ほぐし」「ゴミの除去」「ゴムチップの刷り込み」の3機能を同時に行うため、管理時間が大幅に削減された。もう1台は歩行タイプの人工芝管理機で、小回りが利くことから狭い場所での管理に適している。導入により2台の人工芝管理機を揃え、県内はもとより県外の人工芝も管理できる体制を整えた。管理は1人で行えるようになり、1日で管理メンテナンス作業を終えることができる。

その他トラクター連結式新型ロングパイル人工芝管理機
その他歩行タイプの人工芝管理機

新しい製品・サービス:トラクター連結式新型ロングパイル人工芝管理機

事業の効果

  • 人工芝管理に必要な作業人数 3人→1人

導入した機械により、3機能を同時に行えるため作業時間が大幅に削減され、管理に必要な人員も減らすことができた。県外事業者に比べて管理コストを半額程度に抑えられるようになった。県内で人工芝管理機を保有する事業者はほかになく、PRを続けた結果、北上運動公園など3箇所の人工芝管理業務の受注に結びついた。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性2

    天然芝管理を主事業とし、人工芝管理への参入を新たな事業展開と位置づけている。過去の取組との連続性は文面から一部うかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    県内に人工芝管理事業者がほとんどいないという市場状況と、天然芝管理のノウハウという自社の強みが具体的に書かれている。

  • 課題の認識と解決4

    県外事業者に依存して管理費用や施工日数が負担だった課題を示し、機械導入で解決する道筋が書かれている。

事業の実現可能性56%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    作業時間の大幅削減やコストが半額程度という記述はあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制3

    従業員8名の体制と、人工芝メーカー講習会で管理技術を習得したことは書かれているが、体制の詳細は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    施設側の細かい要望に応えられる点や、北上運動公園等3箇所の受注に結びついた事実など、選ばれる理由が書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    冬期間の出張管理や県外エリア視野の計画は示されているが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    人工芝管理は県内で普及していない分野とされ、低認知の領域への参入である点はうかがえるが、高付加価値化の数値は示されていない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    人工芝の需要拡大や県内の施設の負担という地域課題に触れているが、国が補助する積極的理由までは書かれていない。

  • 費用対効果2

    コストが半額程度に抑えられる点は触れているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    岩手県北上市の地域施設の管理を受注した事実があり、地域の事業として読み取れるが、雇用創出などの効果は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後も天然芝と人工芝の双方を丁寧に管理し、顧客の満足度向上を目指す。冬期間は県外エリアも視野に入れ、出張管理を行う計画である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。