研削加工の生産性向上による5φ以下の極細パンチ市場への本格参入
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。
有限会社佐藤ぶどう酒
成果酒税報告の作業に約5日間要していたが、即座に完了できるようになった
| 事業者名 | 有限会社佐藤ぶどう酒 |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 南陽市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1997年 |
当社は「金渓ワイン」のブランドでワインを製造しており、地元の農協や契約農家のぶどう、自社農園のぶどうを使用している。近年はぶどう契約農家の高齢化で原料の安定仕入れが難しくなっている。販売は約6割以上を卸問屋に依存していた。
抱えていた課題
やったこと
レーザー彫刻機を導入し、ワインボトルに名前などを彫刻してオリジナルワインとして直売所で販売する取組を始めた。彫刻は1本あたり5分程度で可能で、お土産や結婚式向けの需要を狙う。オリジナルデザインのワインボトルの試作を行い、赤湯温泉の旅館や果物直売所に彫刻サービスを売り込んだ。また、酒類製造業向けの酒税対応販売管理ソフト「酒仙」を導入し、受注処理や納品書等の効率化と精度向上を図った。効率化で生まれた時間は自社農園のぶどう収量増加に充てる計画とした。
新しい製品・サービス:ワインボトルにオリジナル彫刻を施した高付加価値のワイン商品
レーザー彫刻により、ワインに付加価値が付き、直売所での売上比率が上がった。温泉旅館街に近い立地を活かし、旅館からの紹介による売上も安定している。旅館からは特別の顧客向けサービスとして喜ばれている。販売管理ソフト「酒仙」の導入で、酒税報告の作業が即座に完了し、納付の手間と時間が短縮された。さらに顧客データの管理が可能になり、事務作業が大幅に短縮された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
自家畑や県産ぶどうへのこだわりという従来の取組を踏まえ、原料安定化と彫刻による付加価値化を一連の戦略として位置づけている。
卸問屋への依存が6割以上と数字で示され、旅館紹介や温泉街に近い立地を直売強化の強みとして挙げている。
6月にワインの在庫がなくなる課題や、手書き事務に約5日を要する問題を具体的に示し、それへの対策を計画に結びつけている。
売上アップを目指すとしているが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されておらず、実現可能性は判断できない。
従業員8名や製造取締役の記載はあるが、補助事業を遂行する担当体制や事務処理の人員配置までは書かれていない。
感動・驚き・特別感を提供する彫刻付きワインとして、旅館や土産・結婚式向けに5分程度で彫刻できると顧客像と価値を示している。
彫刻機の関連商品展開や海外展開を今後の方向性として挙げているが、時期や遂行方法、スケジュールは具体的に書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
世界に1本だけのオリジナル彫刻付きワインとして高付加価値化を図るとあるが、市場における普及度や高価格化の水準は示されていない。
県産ぶどうのみ使用し、契約農家や地元農協と連携する地域密着型で、山形県のワイン全体を底上げする勉強会も計画している。
事務作業が約5日から即座に完了になったとあるが、投資額や付加価値額の増加など費用対効果を示す数値はない。
レーザー彫刻機や酒類販売管理ソフトを導入しているが、地域やサプライチェーン全体への波及は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
赤湯温泉の旅館街に近い立地を活かし、旅館からの紹介による売上が安定していると、地域特性を生かした事業であることを示している。
契約農家が減るなかで県産ぶどうにこだわるため、自家畑での栽培を増やして安定した原料確保を目指す。レーザー彫刻機はワイングラスやコースター、ソムリエナイフなどの関連商品にも応用し、全体の売上と利益率の向上につなげる。酸化防止剤・無添加ワインを中心に海外展開も図る。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分