医療機器用精密部品の短納期化に向けた生産体制強化計画
生産体制の情報を一元管理できる基幹系生産管理システム(株式会社テクノアのTECHS-BK)を導入した。
効果:納期 14日→10日
正栄工業株式会社
| 事業者名 | 正栄工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 福島県いわき市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 44人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1946年 |
プレス加工で電機機器部品や自動車関連部品を中心に、医療機器・遊技機・センサー向けなど各種部品を製造している。プレス生産の方法は大きな転換期に差し掛かっていた。高精度・高品質な部品製造に加え、生産工程の見える化など管理面へのニーズも高まっていた。
抱えていた課題
やったこと
デュアルアクシスサーボプレス(フレックスモーション)を導入した。スライド駆動部をサーボモータで制御し、スピード・位置・加圧力を任意にコントロールできる。コムトラックスと呼ばれる稼働管理ソフトを搭載し、専用装置のコムトラックスターミナルをプレス機に接続してデータをサーバへ送信する仕組みを構築した。いわき工場を基幹に、メキシコ工場の同システムとの間でIoT環境を構築し、生産プロセスのデータベース化と見える化を実現した。250tクランクプレス機と300tサーボプレス機で板厚6.3㎜のブラケットを試作して性能を比べたところ、破断面の斑の粗さが改善され、クリアランス調整や構造の工夫によって大きな効果が得られた。
| 加工機 | 300tサーボプレス機(フレックスモーション) |
|---|---|
| ソフト | コムトラックス(稼働管理ソフト) |
| その他 | コムトラックスターミナル(専用装置) |
稼働状況を離れていても監視・分析・保守できるようになり、生産性の向上と改善に役立つ体制ができた。いわき工場とメキシコ工場の間で管理項目の確認と共有ができるようになった。試作ではプレス部品の破断面の斑の粗さが改善され、品質面の効果が得られた。管理面やコストの改善提案も具体化し、材料費や金型製作費の削減、金型寿命の向上による原価低減が検討された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の金型段取り型生産から脱却する必要があったと書かれ、IoT環境構築とサーボプレス導入で転換を図る流れは読み取れるが、過去の取組との連続性は明記されていない。
市場動向や自社の強み・弱みの分析は書かれておらず、ティア1をターゲットに営業する方針が述べられているのみ。
ものづくりトータルコスト見直しの急務、管理体制や工法転換によるコストダウン、材料費・金型費削減など課題と対策が具体的に書かれている。
付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていないため、目標値の実現可能性は判断できない。
社員数44名と記載があるのみで、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の具体は書かれていない。
顧客は自動車部品のティア1で、ニーズとして信頼関係や生産工程の視える化が挙げられているが、選ばれる理由の整理は薄い。
サーボプレス導入、IoT環境構築、タップライン構築、ティア1への営業と、段階的な遂行内容が書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
プレス加工自体は一般的な分野で、同分野で高付加価値化を図る記述は限定的にうかがえるのみ。
北米・南米への進出企業を顧客にする方針や、国内外の工場連携による開拓が述べられ、波及効果がうかがえる。
補助金額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数値は書かれていない。
IoTによる国内外工場のデータ連携と稼働監視を具体的に示し、サプライチェーンの連携強化に言及している。
自動車部品の海外展開など成長市場への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は見られない。
福島県いわき市の工場立地は書かれているが、地域特性を活かした雇用や経済成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
国内工場とメキシコ工場が連携し、自動車メーカーのティア1(1次メーカー)をターゲットに営業活動を進める。国内外を問わず開拓し、自動車部品を中心に北米・南米へ進出する企業を顧客にできるよう計画を進める。国内外での受注拡大を目指し、中国工場ともIoT環境の構築を推し進める。
生産体制の情報を一元管理できる基幹系生産管理システム(株式会社テクノアのTECHS-BK)を導入した。
効果:納期 14日→10日
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
生産能力が現有製版機の約3倍となる最新製版機を導入し、製版工程の生産性向上と、それに伴う製版作業の残業低減を図った。
効果:製版機の生産能力 1倍→3倍