吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
有限会社プラステック
成果サイクルタイム 7.2秒→5.5秒
| 事業者名 | 有限会社プラステック |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 白河市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2002年 |
当社はプラスチック容器の熱転写(ホットスタンプ)による加飾加工を主な事業としている。近年、化粧品容器はプラスチックを金属のように見せる加工を施した商品が増えている。当社は長年培った熱転写フィルムを使う加飾手法で、従来の加工法に比べ需要に応えてきた。
抱えていた課題
やったこと
既存の熱転写自動システムに自動バリ取り装置(ホットスタンプ連動ライン除塵検査装置)を新たに組み込んだ。これによりサイクルタイムを従来の7.2秒から5.5秒に短縮し、1個当たり1.7秒の時間短縮を可能にした。また、オイルを使わないオイルレスコンプレッサーを導入し、エアーブローや機械内の各所で使うエアーからオイルを排除した。
| 加工機 | 自動バリ取り装置(ホットスタンプ連動ライン除塵検査装置) |
|---|---|
| その他 | オイルレスコンプレッサー |
自動バリ取り機の導入でサイクルタイムが短縮され、1日の生産台数が増加する見込みとなった。部品のコストは40%近く削減でき、そのことで化粧品業界からの加工受注を新たに開始できた。オイルレスコンプレッサーの導入によりオイルの混入や付着がなくなり、良質な製品を安定して製造できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
熱転写(ホットスタンプ)加飾を長年の主力事業とし、今回の自動化もその延長にあると読めるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
一人当たり生産数が同業他社の3倍近いこと、化粧品業界からの受注を開始したことなど、強みと市場機会が具体的に述べられている。
手作業のバリ除去による工程の時間とオイル混入による品質不安定を課題とし、サイクルタイム短縮と生産増を伴う解決策が示されている。
サイクルタイム7.2秒から5.5秒、1日の生産台数12,000個から15,000個(3,000個増)、部品コスト約40%削減と数値目標と成果が明示されている。
公開されている事例からは、人材や事務処理体制について読み取れる記述はわずかです。
化粧品容器の金属調加飾という製品価値と、化粧品業界からの新規受注、今後の受注増の見込みが具体的に書かれている。
今後の画像認識による自動検査システムの充実や新分野への参入検討が示されているが、スケジュールや方法は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
金属調の美しい加飾を熱転写で実現する手法が、従来工法に比べ差別化されていると説明されている。
化粧品容器分野への参入や新規取引の拡大がうかがえるが、経済波及や雇用創出への言及は確認できない。
投資により生産数3,000個増、部品コスト約40%削減が示されるが、補助金額に対する費用対効果の記述はない。
オイルレスコンプレッサーや今後の画像認識による自動検査がうかがえるが、デジタル技術の活用度合いは限定的である。
化粧品容器など新たな分野への進出を目指すとあるが、日本経済の構造転換への言及はない。
白河市という地域での事業は示されるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出への言及は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
化粧品容器部品の熱転写加工の受注増に備え、画像認識等を活用した自動検査システムを充実させて品質の安定と生産数の確保を図る。今後は他商品への応用や新しい分野への参入も検討していく。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円