回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社東洋
成果研削加工時間は25%削減される見込み。
| 事業者名 | 株式会社東洋 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 つくば市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1993年 |
株式会社東洋は1993年に旧東洋メッキ工業から独立し、つくば市で硬質クロムめっきを中心とした産業部品の表面加工を主要業務としている。2008年からは金属溶射も導入し、加工後の研削研磨まで社内で一貫して行っている。中心顧客は印刷機の部品を製造する企業で、主力製品は印刷機のシリンダーなどの大型回転部品である。研削研磨設備は導入後約20年が経過していた。
抱えていた課題
やったこと
小径から大径まで研削可能な大型CNC円筒研削盤を導入した。この設備は、熟練の技術者が長年の経験で行っていた部分を数値化でき、読み取った数値を加工プログラムに書き込んで反映できる。熱膨張による寸法差や振動の感知、衝突防止機能を備えている。加工データを共通化することで、IOT対応も視野に入れられるようになった。
| 加工機 | 大型CNC円筒研削盤 |
|---|
数値化と標準化により作業を一元化でき、真円度と鏡面の精度が向上して顧客の厳しい要求に応えられる見通しとなった。加工時間と段取り時間が短縮され、稼働電力の削減によりコストダウンにつながる。熟練工の時間が減り、若手育成に充てられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来のめっき・溶射・研削の一貫体制を背景に研削設備を更新すると読めるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
印刷機部品で1000分の5ミリの精度が求められ、鏡面仕上げ需要に応える点は読み取れるが、市場動向や競合との比較は書かれていない。
設備が20年経過し同時2加工不可・熟練者依存・メンテ期間終了の3課題を挙げ、加工時間25%短縮の見込みを示している。
加工時間25%、段取り時間20%の短縮見込みと稼働電力削減が数値で示されているが、付加価値額や賃上げの目標は書かれていない。
熟練工による若手指導や平均年齢36歳の体制に触れているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的記述は少ない。
印刷機部品の精度要求や鏡面化のニーズを具体的に示し、新規参入として重機部品・医療機器を挙げている。
数値化、標準化、プログラム共通化により課題を解決する方法は示されるが、スケジュールや中長期の検証は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
硬質クロムめっきや金属溶射を組み合わせ、高硬度・高精度の大型回転部品を製作する点は示されるが、市場の認知度の数値は無い。
若手育成や新規分野進出に触れる程度で、雇用創出や波及効果の具体的な記述はわずかにうかがえる程度。
加工時間25%、段取り時間20%の削減など効果は示されるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
数値化やデータ共有で作業を標準化する点はうかがえるが、先端デジタル技術の活用や地域への貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
つくば市で創業し若手育成に取り組む点はうかがえるが、地域の特性を活かした成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
既存顧客の満足度向上に加え、新規参入分野として重機部品と医療機器の市場への進出を目指している。
「人であること。プロであること。社会に還元すること。」
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%