新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社富士精工
成果3色成形の一工程のサイクルタイム 60秒→70秒
| 事業者名 | 株式会社富士精工 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 太田市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 103人 |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 設立 | 1978年 |
当社は自動車部品メーカー向けの金型供給が事業の半分以上を占め、単色成形の内外装部品金型や2色成形の自動車用スイッチ関連金型の設計・製造も担っている。国内需要は低迷し為替の影響も受けて売上高は減少傾向にあるが、米国での売上は堅調で、設備投資や研究開発予算は増加傾向にある。
抱えていた課題
やったこと
3色成形機とヒート&クール技術を組み合わせ、白色文字部、黒色ケース部、透明インジケータ部を高品位に一体成形する技術開発に取り組んだ。2色成形機+単独射出ユニットを組み合わせた型締力250tの射出成形機を導入し、一次・二次・三次成形のランナー取り出しと製品取り出しのために取出機と取出ロボットを導入した。高意匠外観面をH&C成形で実現するため、電気式ボイラーとH&Cバルブコントローラー、金型温度調節機2台を導入した。過去に実施した疑似3色成形テスト型を進化させ、文字成形品を一次成形、ケースをH&C成形で二次成形、三次成形で完成させる3色成形検証金型を製作した。
| 加工機 | 型締力250t 2色電気式射出成形機+単独射出ユニット |
|---|---|
| 加工機 | 取出機 |
| ロボット | 取出ロボット |
| その他 | 電気式ボイラー |
| その他 | H&Cバルブコントローラー |
| その他 | 金型温度調節機(2台) |
新しい製品・サービス:自動車用照光式SW(インジケーター付照光式スイッチ)の一体成形品
試作品には文字の歪みや変形の不具合が発生せず、想定に近い良好な外観とレンズ部の成形を達成した。工程・工数削減、歩留率向上、サイクル時間短縮の効果が期待される。サイクルタイムは目標の60秒に対し70秒で、成形条件の最適化などが今後の課題として残る。展示会出展や既存取引先を通じた新規受注、タイ現地法人からの金型受注にも取り組んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去に疑似3色成形テスト型を進化させた取組が書かれ、金型事業の中で2色成形スイッチ関連金型も手がけてきたことがうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
自動車部品メーカー向け金型供給が事業の半分以上を占めることや、米国売上は堅調だが国内は低迷との動向調査結果が書かれ、外部環境と強みの関係は読み取れる。
インジケーター付照光式スイッチの課題として工程・工数削減、コストダウンの困難が挙げられ、工程・工数削減や歩留率向上を狙う計画が具体的に書かれている。
サイクルタイムは目標60秒に対し実績70秒と書かれ、目標値はあるが未達で、賃上げや付加価値額の目標値は読み取れない。
当社の金型技術や成形工場でのグループ会社の試作・成形体制が書かれているが、人材や事務処理能力に関する記述は乏しい。
自動車部品メーカー車載事業部への動向調査や、自動車市場を睨んだ試作であることは書かれるが、顧客ターゲットの価値の整理は薄い。
成形条件の最適化やランナー取出タイミングの最適化など今後の課題と検証継続が書かれ、スケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
インジケーター付照光式スイッチの部品は従来の課題があるとされ、一体成形により工程を改善する点は書かれるが、普及度や認知度の数値は読み取れない。
タイ現地法人からの金型受注やタイ向け輸出が書かれ、拡販の方向性はうかがえるが、経済波及効果や雇用創出への言及は乏しい。
工程・工数削減や歩留率向上、サイクル時間短縮の効果が期待されると書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
ヒート&クール技術と3色成形機の組み合わせによる一体成形技術が書かれ、サプライチェーンへの貢献は間接的にうかがえる。
自動車部品の高付加価値化と海外展開が書かれるが、日本経済の構造転換に資する分野進出とまでは言えない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
一体型SWの試作開発の受注が期待でき、受注に弾みがつくと予測される。タイ向けの金型輸出を進め、現地ローカルメーカーからの受注拡大を目指す。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
第2工場の空きスペースを活用するため、全自動洗濯脱水機と回転式乾燥機、熱源となるボイラーを導入し第2工場内に設置した。
効果:納品日数 100%→70%