最新設備による生産力と社員の年間所得を向上させる事業
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分
株式会社化繊ノズル製作所
成果紡糸用ノズル1個あたりの生産時間を約3割短縮した。
| 事業者名 | 株式会社化繊ノズル製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 岡山県井原市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工 |
| 従業員数 | 318人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1948年 |
株式会社化織ノズル製作所は化学繊維糸をつくる紡糸用ノズルを生産し、国内の大手合成繊維メーカーなどに納めている。紡糸用ノズルは国内最大手で、人の手による数ミクロンの微細孔加工が競争力の源泉である。オーダーは数個から数百個にわたり、顧客の要望に全て応えるには課題もあった。コストや納期などの競争も激しくなっている。
抱えていた課題
やったこと
金属加工機械2台とワーク脱着用の産業用ロボットなどを導入し、人が行っていた段取り作業とワーク搬送を大幅に削減した。紡糸用ノズルの両面加工で表面から裏面への配置変更や工具交換を自動化し、段取り作業を最小限にした。IoTを導入して金属加工機械の稼働状況を別の場所から確認できるシステムを構築し、段取り、加工、停止などのデータを蓄積・分析して工程改善につなげた。このIoTシステムはその後ノズル加工の全金属加工機械に導入を拡大した。
人が行っていた段取り作業とワーク搬送の工程が大幅に削減され、納期を理由に受注を失うことは少なくなった。紡糸用ノズル1個あたりの生産時間は約3割短縮した。IoTによる稼働状況の把握と分析で工程改善が進み、全金属加工機械へ導入を拡大している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
微細孔加工を競争力の源泉とし、1948年設立以来の技術力が書かれる。新工場稼働予定も述べられるが、戦略上の位置づけは明示されていない。
国内大手合成繊維メーカーを顧客に持ち、最小2ミクロンの孔加工ができると述べられる。数十ミクロンでは競合もあるとされる。
段取り作業と工具交換の課題を認識し、自動化で段取りを最小限にした。生産時間は約3割短縮し、納期を理由とした受注喪失が減ったとある。
生産時間約3割短縮は実績として示されるが、付加価値額の年平均成長などの目標値は書かれていない。
社内で工具を作り技術者が手作業で孔あけする体制がうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の記述は薄い。
複数原料を混ぜる複合型ノズルは付加価値が高く、顧客要望に応じた形状の製品を生産すると説明されている。
IIoT導入を全金属加工機械に拡大し、2019年8月に新工場稼働を予定すると書かれる。課題検証の詳細は読み取れない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
複合型の紡糸用ノズルは付加価値が高いとされ、髪の毛より細い孔を機械加工で実現する点が同分野で差別化されている。
国際競争力の強化は見出しにあるが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は本文から読み取れない。
段取り削減により生産時間が約3割短縮されたと具体的な数字がある。ただし補助金額に対する費用対効果は書かれていない。
IIoTで金属加工機械の稼働状況を別の場所から確認し、段取りや加工停止のデータを蓄積・分析して工程改善につなげている。
化学繊維やスポーツウェア、人工皮革向けといった用途が挙げられるが、成長分野への進出や構造転換との関連は書かれていない。
岡山県井原市に生産拠点を置くことは書かれるが、地域の特性を活かした雇用創出や地域経済の成長への言及は薄い。
2019年8月に新工場の稼働を予定し、企業競争力のさらなる強化を推進する構えだ。
合成繊維メーカーからこういう機能でこうい う形の糸をつくりたいと要望があり、それに対応した製品を生産する。
公式の事例集より(原文のまま)
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分
画像寸法測定器を導入した。
効果:測定時間 25分/個→2分/個
本事業でシーツローラー乾燥機(アイロナー)を導入した。
効果:乾燥時間 1,440分→15分