ものづくり補助金平成24年度大阪府

新製品自動レーザ下げ振り器の価格競争力を実現する生産プロセスの開発

LBコア株式会社

成果35%の軽量化

この事例のポイント

  • 小ロット生産のため部品コストが高く、従来型の数千円の下げ振り器に比べて価格を広く普及できる水準に下げられない。
  • ラインボーイシリーズ第4弾として、糸とおもりによる従来型の下げ振り器をレーザー化した新製品を開発し、量産化に取り組んだ。
  • 35%の軽量化。樹脂ケース化と設計変更により、耐衝撃性と耐久性が格段に向上し、防滴性で雨の日も使用できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名LBコア株式会社
所在地大阪府 泉佐野市
業種一般機械器具製造業
技術分野位置決め
従業員数1人
資本金500万円
設立2009年

事業の背景

同社は前職で小型レーザー自動レベル機器の開発に携わった代表の中馬氏が2009年4月に設立したレーザー墨出し器メーカーで、主力製品は小型で軽量なレーザー墨出し器「ラインボーイ@」である。レーザー墨出し器市場では高機能・高額な製品を大手企業も販売している。同社は小型で簡単操作、耐久性の高いオリジナルブランドとして差別化し、現在は機能別に3種類のシリーズを展開している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力小ロット生産のため部品コストが高く、従来型の数千円の下げ振り器に比べて価格を広く普及できる水準に下げられない。
  • 品質・精度初期型は金属ケースのため隙間からの浸水や錆、落下衝撃時の変形破損があり、ネジ固定で取外しも面倒だった。
  • 人手・技能雨天対応、耐久性、操作性、収納性の改善を求めるユーザーの声が多かった。

やったこと

ラインボーイシリーズ第4弾として、糸とおもりによる従来型の下げ振り器をレーザー化した新製品を開発し、量産化に取り組んだ。独自のブレーキ機構で風による振れを素早く止め、レーザーで基準を見える化する。初期型の金属ケース(曲げ、溶接)を金型で成型した樹脂ケース(ABS)に変更し、気密性と耐衝撃性を高めた。3mの高さからの落下テストでも精度に影響がなく、35%の軽量化と部品合計で229%のコストダウンを達成した。部品公差も最小化し、組立て時間を短縮して品質を安定させた。設計変更を三度行い、機能性とデザインを両立させた。さらに0.001度の鉛直角度を表示する調整装置を導入し、距離60cmの位置での計測を可能にして調整時間を18%短縮した。

新しい製品・サービス:レーザー下げ振り器(樹脂ケースの量産版)

事業の効果

  • 35%の軽量化
  • 部品合計で229%のコストダウン
  • 調整時間は18%短縮

樹脂ケース化と設計変更により、耐衝撃性と耐久性が格段に向上し、防滴性で雨の日も使用できるようになった。部品コストの大幅な削減と組立て時間の短縮により収益性が改善し、品質も安定した。調整装置の導入で調整時間が短縮された。現場の職人からは作業時間の短縮と脚立の昇降が減る点が高く評価されている。

今後の展望

木造建築向けアタッチメントを開発し現場テストを行っているが、柱からの振動でレーザーが大きく揺れる問題に直面している。2015年3月からネット販売を始め、商社のカタログ掲載など販路拡大に取り組んでおり、鉄筋・鉄骨コンクリート、橋梁、配管など新用途への挑戦を続ける。

  • 目標:作業時間は約1/3〜1/2短縮

事業者の声

今回の補助により、前職を含めてレーザー墨出し器の開発に携わって15年目にして金型製品を製作できました。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。