多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
布施精密発條株式会社
| 事業者名 | 布施精密発條株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 東大阪市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1956年 |
布施精密発條は1956年創業で、コイルバネと金属線の異形状加工(ワイヤーフォーミング)を手がけ、一般的なバネ材から特殊材料まで扱っている。固定の取引先はなく、その時々の受注に応じて製造しており、近年は車の部品や電力関係の部品が多い。電柱に使われるケーブルハンガーは長く受注してきた製品で、最盛期には年間100万個を製造し、現在は約70万個を下請けで製造している。
抱えていた課題
やったこと
研磨機として四頭式竪型ばね自動研削盤を新たに導入し、研磨を内製化してワンストップでの製造を実現した。加工品の検査を行う投影機も購入し、検査を精密に行えるようにした。導入により、電線に利用するケーブルハンガーを年間70万本製造する体制を支えている。機械は年数とともに旧型になるため、今後も新しい機械を導入していく方針である。
| 加工機 | 四頭式竪型ばね自動研削盤 |
|---|---|
| 検査測定 | 投影機 |
研磨機の導入で研磨を内製化でき、ワンストップでの製造が可能になった。投影機によって加工品の検査を精密に行えるようになり、品質の向上につながった。コストの削減や業務の効率化といった恩恵もあった。機械の更新を続けることで、今後も生産性を保つ考えである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業1956年以来、金属線異形状加工と特殊素材の加工に取り組んできたことは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
特殊素材(インコネル、チタン、ハステロイ)や線径0.1〜90mmに対応する強みは書かれているが、市場環境との関係の説明は薄い。
研磨機の内製化とワンストップ製造、投影機による検査精度向上など課題への対応は書かれているが、高付加価値化の計画としての記述は薄い。
ケーブルハンガーの年間70万本製造は読み取れるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
職人歴25年超の技術者がいること、従業員10人で複数機械を一人が扱うことは読み取れるが、事務処理体制の記述はない。
特殊素材加工の強みと車部品・電力部品の受注は書かれているが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
今後は新しい機械を導入していきたいとの希望はあるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
インコネルなど特殊素材の異形状加工に力を入れていると書かれているが、高価格化の水準は示されていない。
電柱用ケーブルハンガーなど電力関係の部品製造に触れているが、国が補助する積極的理由は書かれていない。
研磨機と投影機の導入でコスト削減や品質向上があったと書かれているが、数値的な費用対効果は示されていない。
研磨機の内製化と投影機による精密検査はうかがえるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
東大阪市で創業し、地域の製造業として事業を続けていることはうかがえるが、地域特性を活かした成長の記述はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
機械の向上は宿命と考え、できるだけ新しい機械を導入していきたいとしている。また、企業の開発製品をバネや金属線の異形状加工品で支えることや、自社製品の構想も持っている。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
ウォータージェットカッターのノズルを試作・改良し、ソフトウェアのプログラムをカスタマイズした。
効果:加工精度 0.1mm→0.05mm