ものづくり補助金平成24年度大阪府

気軽に購入できる、疾患や障がいのある方が楽に座れる座椅子の開発

株式会社ひげ工房

この事例のポイント

  • 市販の椅子では座位が取れない人に対応する、安価で自費購入できる座椅子の開発が必要だった。
  • 普段の生活で気軽に使える安価な座椅子を開発した。
  • 転倒防止フレームにより後方に倒れにくくなり、無段階ギアの採用で調整時の音がなくなって静かに角度を変えられるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ひげ工房
所在地大阪府 河内長野市
業種一般機械器具製造業
技術分野プラスチック成形加工
従業員数10人
資本金1,000万円
設立1991年

事業の背景

同社は1991年に設立され、ハンディキャップがある人用の座位保持装置をオーダーメイドで製作してきた。主な販売先は国や自治体の補助を使う注文で、特別支援学校や病院、個人宅に営業している。介護保険では椅子は対象にならず、障がい者制度でも軽度のハンディキャップでは対象になりにくいため、推計約400万人が市販の椅子で座位を取れないとされる。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術市販の椅子では座位が取れない人に対応する、安価で自費購入できる座椅子の開発が必要だった。
  • コスト・採算材質や付加機能にこだわると販売価格が高くなり、価格の引き下げが課題になっていた。
  • 販路・情報発信一般向けの販売を視野に入れていたが、想定より価格が上がり、販売先の見直しが必要だった。

やったこと

普段の生活で気軽に使える安価な座椅子を開発した。同社の姿勢保持技術を座面形状に活かし、オーダーメイド車椅子のノウハウで軽量かつ強固なフレームを作った。協力会社と無段階ギアを開発し、従来の座椅子とは異なる使い心地を目指した。転倒防止フレームを付け、体幹を支えるクッションと立体的な座面を採用し、車椅子用アルミフレームで軽く持ち上げられる製品とした。

新しい製品・サービス:自費で購入できる姿勢保持機能を持つ座椅子

事業の効果

転倒防止フレームにより後方に倒れにくくなり、無段階ギアの採用で調整時の音がなくなって静かに角度を変えられるようになった。体幹を支えるクッションと立体的な座面で長時間座れ、アルミフレームで軽く持ち上げられる。一方で材質や機能の追加により販売価格が想定より高くなり、価格引き下げを検討している。

今後の展望

来年には展示会へ出展し、SGマーク等の基準試験に合格してから販売する予定である。当面は2サイズで受注生産方式とし、業界団体への声掛けなどで需要拡大を狙う。

  • 目標:当初の販売予定額より1万円ほど上回る3万円が現在の販売想定価格である。

事業者の声

ハンディキャップを持たれるお客様、ひとりひとりに合ったもの、また介護や介助をされる方々にも配慮して、日常生活で本当に使える

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。