吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
三浦化成工業株式会社
| 事業者名 | 三浦化成工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県 山梨県南都留郡忍野村 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 48人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1974年 |
1974年設立の会社で、もとは撚糸業だったが、ニクソン・ショックを機に射出成形へ転換した。現在は自動車関連の外装部品やデジカメ部品などの成形を柱としている。顧客要求は微細緻密な樹脂成形が多くなり、医療器部品、ビデオ、デジカメ部品、自動車部品(ガソリンスタンドの給油機の重要管理部品など)での加工要求が増えている。
抱えていた課題
やったこと
最新鋭の次世代型電動射出成形機を導入し、難度の高い部品の品質安定供給を図った。併せて射出成形工場専用の生産管理システムを導入し、工場内の製品や機器に取り付けたセンサーでデータを収集して、受注から設計、調達、製造、物流までを一元管理できる体制を構築した。全成形機をネットワークでリンクさせ、データをモニタリング・分析・メンテナンスに活用して可視化と効率改善を進めた。導入機で成形した成形品の寸法が公差内に収まることを確認し、目標精度を達成できたことを確かめた。
| 加工機 | 次世代型最新鋭電動射出成形機 |
|---|---|
| ソフト | 射出成形工場専用の生産管理システム |
| その他 | 工場内の製品や機器に取り付けたセンサー |
導入機で成形した製品の寸法が公差内に収まり、目標としていた精度を達成できたことが確認された。生産管理システムにより、チョコ停の把握・記録、スケジュール管理、金型メンテナンス時期の把握が可能になり、これまで経験者の勘と記憶に頼っていた管理を可視化して効率改善につなげられるようになった。発見・管理・集計したデータが次の改善につながる財産になることが期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業から44年の二色成形への取組や、射出成形工場のIoT化が経営革新と位置づけられている点が読み取れる。
競合他社が少ない二色成形が利点とされ、公差2/100mmや型締め力50~280tの強みが書かれているが、市場動向の分析は薄い。
公差2/100mmが実現できず不良率も増加する課題が数字つきで示され、IoT化で可視化・効率改善する解決策が示されている。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、差別化や体質強化という方向性がうかがえるのみ。
5名の管理者や技能検定を受ける社員が多いことは書かれているが、補助事業の遂行体制として具体的な記載は薄い。
医療器部品や自動車部品などで微細精密な成形需要が高まっていることは読み取れるが、顧客ターゲットの整理は薄い。
既存のアナログ管理からの脱却と生産管理システム導入の段階は書かれているが、スケジュールや課題解決方法の詳細は不明。
公開されている事例からは読み取れません。
二色成形は競合が少なく高度な技術が必要とされ、高付加価値化の方向性がうかがえるが、数値の裏付けはない。
国が補助する雇用創出や波及効果といった積極的理由は直接書かれておらず、地域貢献の記述も見当たらない。
費用対効果を示す付加価値額や生産性の数値は書かれておらず、チョコ停の把握など定性的な効果にとどまる。
射出成形工場のIoT化と生産管理システムによるネットワーク一元管理が、データ活用の具体策として明確に書かれている。
スマート工場化による企業体質強化が語られるが、日本経済の構造転換に言及する記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
IoT化生産管理システムの活用と次世代型最新鋭電動射出成形機の導入により、スマート工場化による企業体質の強化を図っていきたいとしている。
「あの頃は、ほんとうに大変でした。技術習得も含めて実によく働いたなぁ。」
公式の事例集より(原文のまま)
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円