ものづくり補助金平成27年度製造業岐阜県

ワーク形状に合わせた吸着パッドの提供サービス展開に向けた開発

日晃オートメ株式会社

成果吸着パッドの納期を短縮することができ、製作コストも低減させることが可能となった。

この事例のポイント

  • 複雑な形状や多品種のワークに対応できる吸着パッドを、低コストかつ短期間で提供する必要があった。
  • 3Dデータと3Dプリンタで吸着パッドを製作する手法を確立した。
  • 吸着パッドの納期を短縮することができ、製作コストも低減させることが可能となった。吸着パッドの納期を短縮し、製作コストも低減できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名日晃オートメ株式会社
所在地岐阜県 各務原市
業種生産用機械器具製造業
技術分野立体造形
従業員数72人
資本金2,400万円
設立1970年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力複雑な形状や多品種のワークに対応できる吸着パッドを、低コストかつ短期間で提供する必要があった。
  • コスト・採算汎用吸着パッドでは対応しづらく、治具の設計や製造に時間と費用がかかっていた。
  • 品質・精度吸着しづらい複雑な部品では、十分な性能を得るために何度も試験が必要で、開発時間が膨らんでいた。

やったこと

3Dデータと3Dプリンタで吸着パッドを製作する手法を確立した。3D-CADで設計し、3Dプリンタでパッドを成型し、配管や機械部品を組み付けて吸着繰り返し確認試験ができるよう試作し、実機試験の環境を整えた。吸着パッドを取り付けて1000回以上の搬送試験を実施し、実用化の目途が立つレベルの試作品を3Dデータと3Dプリンタで製作できる手法を確立した。

加工機3Dプリンタ
ソフト3D-CADシステム
検査測定吸着試験装置

新しい製品・サービス:複雑形状・多品種ワークに対応した吸着パッドの提供サービス

事業の効果

  • 吸着パッドの納期を短縮することができ、製作コストも低減させることが可能となった。

吸着パッドの納期を短縮し、製作コストも低減できるようになった。顧客に求められる生産性能の保証、短納期、低コストを追求でき、受注拡大の機会が広がった。サービス化が実現すれば、コストやリードタイムの削減に加え、現状の運搬装置では対応できないワークにも対応でき、売上や付加価値額、経常利益の拡大が期待される。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    既存の産業用生産設備メーカーとしての事業と吸着搬送の取組に連続性があると読めるが、経営戦略上の位置づけの記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    汎用吸着パッドの弱点への言及はあるが、市場動向や自社の競争優位性の具体的記述は見当たらない。

  • 課題の認識と解決4

    汎用パッドは複雑形状に対応しづらく治具設計に時間がかかると課題を示し、3Dプリンタ製作で解決する方針が具体的に書かれている。

事業の実現可能性56%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    1000回以上の搬送試験や納期短縮が示される一方、付加価値額や賃上げの目標値は数字で示されていない。

  • 事業を進める体制3

    従業員72人の自社開発体制と試作・試験環境の整備が書かれているが、人材や事務処理体制の詳細は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    複雑形状・多品種ワーク向けに低コスト・短納期で提供するという顧客価値と、納期・コストの追求が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋3

    試作から実機試験、特許申請、2年目以降の事例掲載まで段階が示されるが、スケジュールの詳細は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    3Dプリンタによる吸着パッド製作を確立したと記され、汎用品ではない高付加価値のサービスとして位置づけられている。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    ロボット導入の普及に重要とする記述はあるが、波及効果や雇用創出の具体的な数字は示されていない。

  • 費用対効果2

    コストやリードタイムの削減が期待されるとあるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献3

    3Dデータと3Dプリンタを使った設計製作の手法が示されるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    ロボットシステム普及への言及はあるが、日本経済の構造転換に関する記述は読み取れない。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

吸着パッド提供サービスを開始し、特許の申請を検討している。2年目以降もホームページで事例を掲載するなど、売上向上の取り組みを順次実施する予定である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。