多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社豊里金属工業
成果建築金物向け取引金額 1倍→2倍
| 事業者名 | 株式会社豊里金属工業 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市東淀川区 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 従業員数 | 14人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1966年 |
1966年に白物家電等の部品量産と試作を主事業に創業し、1980年の法人化を機に薄板板金試作の専門メーカーとなった。関西圏の大手家電メーカーや自動車部品、建築金物メーカーの試作品を主に手掛け、短納期と低価格が強みである。近年は家電製品のモデルチェンジが早く、製品試作開発の費用が抑制される傾向にある。
抱えていた課題
やったこと
絞り部を有する板金部品の金型製作に用いる、マシニングセンターを導入した。従来の積層金型と、マシニングセンターで作成したつくり型を融合させた独自の「ハイブリッド金型」の製作に活用した。これにより外注していた工程を内作化し、社内で細かな打ち合わせをしながらワンストップで試作品を提供できるようになった。その後、1,000トンの油圧プレス機(ベッドサイズ1,300×1,300)も導入した。
新しい製品・サービス:ハイブリッド金型(積層金型とマシニングセンターで作成したつくり型を融合させた金型)
ハイブリッド金型により、以前は難しかった絞りを含む複雑な製品の製造が可能になり、金型製造も以前より低価格でできるようになった。硬い材料の絞り込みも可能となり、受注できる案件の幅が広がった。大型テレビのバックパネルなどの依頼が増えつつあり、建築金物メーカー向けの取引金額は約2倍への引き上げを見込む。社内の士気も向上し、同業他社からの板金加工を請け負うケースも増えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1966年創業の試作板金メーカーが、短納期・低価格の推進としてマシニングセンター導入を決めた流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
強みは短納期と低価格、金属製作から絞り・溶接まで社内一貫加工と明記され、家電モデルチェンジ対応という外部環境も示されている。
絞り金型を早く安く仕上げることが課題と明記され、ハイブリッド金型で受注幅が広がり、建築金物向け取引額を約2倍にする予定とある。
取引額を約2倍に引き上げる予定とあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
社員が当事者意識を持って取り組み、新しい設備を使いこなしたい社員が増えたと書かれているが、体制の具体的な人数や事務体制は不明。
短納期・低価格を訴求ポイントに大型テレビバックパネルの依頼増と書かれ、顧客ターゲットは読み取れるが、ニーズの裏付けは薄い。
次段階として1000トン油圧プレス機を導入したとあるが、中長期の検証や遂行スケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
薄板絞り試作の高水準な対応力を示す記述はあるが、分野全体の普及度や高価格化の数値は示されていない。
神社神額や耐震用補強金具など地域の板金加工に触れるが、国が補助する積極的理由や波及効果の記述は薄い。
取引金額を約2倍に引き上げる予定とあるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値はない。
公開情報では判断できません。
公開情報では判断できません。
大阪市東淀川区の板金試作メーカーとして関西の家電・建築金物メーカーに対応し、地域の取引を担う事業と読める。
既存得意先を中心に短納期・低価格を訴求し、受注量の拡大を目指す。新規の販路開拓が今後の課題である。
知名度の向上には今しばらくの時間を要すると思いますが、今後もお客様からのニーズに合わせたかたちで短納期・低価格を実践し、顧客の信頼を徐々に得ていくことが大切だと考えています
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
内面研削工程に、従来の内径研磨盤に代えてNC内面研削盤を導入した。
効果:加工時間 48秒/本→40秒/本