回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
熊野酒造有限会社
成果ボタン操作一つで0.1℃ごとに温度を設定、維持できるようになった。
| 事業者名 | 熊野酒造有限会社 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京丹後市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 850万円 |
| 設立 | 1944年 |
大正時代に清酒製造を始め、昭和19年に近隣の酒造家と統合して熊野酒造有限会社を設立した。主力は純米、吟醸などの特定名称酒である。特定名称酒は品質基準が厳しく、設計どおりの品質を安定して作ることが求められている。顧客の多様なニーズを満たすため、品質の安定化や高品質化への要求が高まっている。
抱えていた課題
やったこと
火入れ工程の改善のため、新たにプレート式熱交換器を導入した。導入の要件は装置のコンパクト性と操作の簡易性とした。プレート式熱交換器を車輪付き台車にパッケージ化し、迅速な運搬、据付、撤去ができるようにした。電気回路による温度制御を行い、ボタン一つで任意の温度(65℃)に制御できるようにした。
| 加工機 | プレート式熱交換器一式 |
|---|
新しい製品・サービス:設備導入後に新商品が2つほど出来上がった。
火入れ作業の準備や後片付けにかかる時間や人数が大幅に削減される見込みである。移動、設置、撤去が短時間で簡易にできるようになり、一人での作業も可能になった。生酒期間を短くでき、設計値どおりの味を実現しやすくなって品質が安定、向上した。熱交換率が改善され、水や燃料の節約、エネルギーの省力化にもつながった。従業員のモチベーションも向上し、新商品の提案も活発になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の火入れ工程の課題を認識し、設備導入で改善する一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
市場や競合の外部環境の記述はなく、自社の強み(品質を重視する特定名称酒)にわずかに触れるのみ。
火入れ工程の効率低下と品質の足かせという現状課題を明確に認識し、生酒期間短縮による品質安定化を目指す計画が読み取れる。
火入れ作業の時間や人数の大幅削減が予想されるとあるが、数値目標や付加価値額の目標は示されていない。
杜氏の引退に伴い社長が作業を引き継いだ経緯と現場の把握は読み取れるが、体制の詳細や人員配置の記述は薄い。
特定名称酒の品質安定化と顧客満足の向上というニーズは書かれているが、ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
導入後の展開として充填機への応用や新商品開発が触れられているが、遂行方法やスケジュールは詳述されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
同じ分野で品質を高める意図はうかがえるが、高価格化や分野内での水準の具体的記述はない。
地元久美浜の活性化や観光客への展開に触れるが、雇用創出や経済波及効果の具体的な記述は乏しい。
熱交換率向上による水や燃料の節約、作業時間の削減に触れるが、費用対効果を示す数値はない。
プレート式熱交換器の導入に留まり、デジタル技術や新ビジネスモデルへの言及はほぼない。
公開されている事例からは読み取れません。
丹後の地域イベント参加や地元久美浜の魅力発信に触れ、地域活性化への貢献意図は読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は都市部や外国の人にも飲んでもらえるよう事業を展開する予定である。そのために付加価値の高い商品づくりと積極的なプロモーションが必要と考えている。
「火入れ」の作業は微生物の殺菌のために、一定の温度(65℃)を維持しなければなりません。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
過去のクレーム異物を使って異物検出装置の能力データを収集し、生産能力のデータも収集した。
効果:異物混入率 0.01%→0%