回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
バッセル化学株式会社
成果間接業務工数が20%削減
| 事業者名 | バッセル化学株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 下関市 |
| 業種 | 化学工業 |
| 技術分野 | 情報処理,複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 33人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2003年 |
当社は前身会社の技術を継承し、漁網防汚剤などの海洋防汚塗料を開発・製造・販売している。主力製品の漁網防汚剤は、日本各地の海面養殖用や定置漁業用の漁網で使われている。国内の海苔養殖の50%を占める有明地区漁連や海苔養殖業者から、これまでにない安全で作業性の高い海洋性生物付着防止製品の要請があった。
抱えていた課題
やったこと
安全で作業性の高い海洋性生物付着防止製品の開発に着手し、最終の実証実験まで進めた。製品化に必要な安全審査に対応するため、蛍光X線分析装置、電子顕微鏡(数万倍で観察でき元素分析機能を搭載)、引火点測定器の分析検査機器を導入した。受注から出荷、生産、在庫、品質管理までを一貫して管理するため、市販の汎用システムに当社向けの仕様を追加した販売在庫生産管理システムを導入した。分析機器は開発評価や品質管理に、システムは独自の管理システムとして活用している。
新しい製品・サービス:養殖用資材向けの海洋性生物付着防止製品
分析検査機器の導入により、これまで社外の分析機関に依頼していた検査を自社で行えるようになり、開発評価のスピードが上がった。原材料や製品の品質管理にも役立っている。販売在庫生産管理システムの導入で、本社と工場で異なっていた旧システムを一本化し、受注から在庫までの情報を一貫管理できるようになった。属人的な管理が解消され、間接業務工数は20%、生産・品質管理工数は15%削減された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
海苔養殖の要請を受け、前身会社の防汚技術を継承した製品開発を続けてきた経緯があり、事業の一貫性が読み取れる。
化学的防汚剤と異なる安全で作業性の高い製品を開発し、有明地区の海苔養殖の50%を占める市場の要請に応えている。
製品化に必要な安全審査対応と受注増に対する生産管理強化という2つの課題を認識し、分析機器や販売管理システムで解決している。
付加価値額や賃上げの具体的目標値は示されていないが、製品化と販売実績の増加は記述されている。
過去の補助金導入実績があり、技術部門・営業部門が一体となって取り組む体制が示されている。
養殖用資材以外の水産資材にも付着防止ニーズがあることを確認し、漁協や漁業者の協力を得て製品の販売実績が増えている。
今後は国内実績を増やし海外展開を視野に入れると述べており、中長期の展開方針が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
化学的作用を持つ従来の防汚剤とは異なる安全で作業性の良い製品で、海洋性生物付着防止の分野で差別化している。
国内の海苔養殖の50%を占める有明地区からの要請に応えており、水産業の生産基盤を支える役割が読み取れる。
間接業務工数を20%削減、生産・品質管理工数を15%削減し、業務効率化の効果が数字で示されている。
分析機器や一貫した販売生産管理システムを導入し、水産資材業界の製品開発と品質管理の高度化に貢献している。
公開情報では判断できません。
山口県下関市の地域企業として、地域の漁業者や漁協と連携し製品開発を進めており、地域の水産業を支えている。
養殖用資材以外にも、フジツボや貝類、海藻類の付着防止のニーズがあることが分かった。今後は、ユーザーの資材の形状や材質、使用環境に合わせた最適な製品を開発・提供し、国内で実績を増やしたうえで海外展開も視野に活動する。
一度挑戦すれば次回からは補助金情報を案内してもらえます!
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%