回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
香川県醤油醸造協同組合
成果洗浄水圧 40kg/cm2→90kg/cm2
| 事業者名 | 香川県醤油醸造協同組合 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 坂出市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | バイオ,機械制御 |
| 従業員数 | 13人 |
| 設立 | 1911年 |
人口減少や高齢化、生活様式の多様化により醤油製品の国内消費は減少している一方、健康志向の消費者は増えており、消費者ニーズは高まっている。醸造タンクにはさまざまな微生物がおり、優良なものもあるが雑菌も存在する。醤油の国内消費は低迷しているが、和食が2013年に無形文化遺産に登録されたこともあり、組合員の間では海外輸出への期待が高まっている。
抱えていた課題
やったこと
発酵タンクを自動洗浄する装置を導入した。高圧洗浄方式で、通常の最高水圧が40kg/cm2のところ90kg/cm2の水圧で、毎分60lの洗浄能力があり、インバータ制御により水圧・洗浄水量を可変・制御できる。乳酸菌を培養する装置を導入し、温度を30℃〜37℃、pHを7±1に制御しながら、培養液の殺菌温度も制御して培養温度を一定化し、昼夜を通して4日間の乳酸菌の適正な培養制御を実現した。
| 加工機 | タンク洗浄装置 |
|---|---|
| 加工機 | 乳酸菌培養装置 |
タンク内の雑菌を除去し、優良乳酸菌の添加などの微生物管理により、生醤油のpHの安定化、風味の深みの付与、アレルギー物質ヒスタミンの低減など、品質が確立された。消費者ニーズに沿った安心安全な醤油を提供でき、生産量を復元するとともに労働生産性を高めることが可能となった。今後は海外への販路拡大が期待できる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
醤油の品質確立を目指す取組と記載があるが、過去事業との連続性や経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
消費者の健康志向の高まりや海外輸出の期待に触れるが、自社の経営資源との強み・弱みとの関係は具体的に書かれていない。
ヒスタミン生成や品質が安定しない課題を認識し、タンク洗浄装置と乳酸菌培養装置で解決を図ると具体的に書かれている。
労働生産性を高めることが可能になったとあるが、数値の目標や実現の根拠は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
安心安全な醤油と海外での健康志向の品質ニーズに触れるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
事業の実施内容や装置の仕様は示されるが、スケジュールや課題解決の進め方の記載はほとんどない。
公開されている事例からは読み取れません。
ヒスタミン低減や乳酸菌制御による高品質化に触れるが、高付加価値化の水準や価格面の具体性は薄い。
四国産業競争力強化戦略や地域経済への貢献に触れるが、雇用創出や波及効果の数字は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
タンク制御や乳酸菌培養装置の自動制御に触れるが、サプライチェーンへの貢献の記載は薄い。
海外販路拡大への期待に触れるが、日本経済の構造転換への言及は明確ではない。
香川県の地域資源である醤油醸造を活かし、地域経済への貢献と工場見学による地域連携に取り組むと書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
TPP実施による製品輸出の機運が高まっており、海外での日本製品への品質需要に応えることで、今後は海外への販路拡大が期待できる。「四国産業競争力強化戦略」の「四国の未来を切り拓く連携プロジェクト」に沿い、地域経済への貢献にも注力していく。
醤油の素晴らしさを世界中の人に伝えていきたい。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg