回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
東和工業株式会社
成果製品が完成すれば製造・販売量が300トン/年増加する見込み
| 事業者名 | 東和工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 新居浜市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1969年 |
主力製品は配管継手のフランジで、造船業界向けの国内販売シェアは約2割である。国内流通の8割以上は中国製で、価格優先の採用が多い。国内フランジメーカーは30社以上あったが、現在は2〜3社が国内製造を行うのみである。造船業界の位置づけを強固にするため、2015年にディーゼルエンジン部門へ進出し、炭素鋼フランジの供給を伸ばしてきた。
抱えていた課題
やったこと
平行2軸CNC旋盤を導入し、高耐食性ステンレス鋼を用いたステンレスフランジの製品開発・供給に備えた。併せて生産ラインを再配置して工程内の搬送コストを低減し、独自の打抜工程を活かしつつ炭素鋼フランジとステンレスフランジの高効率生産を両立させた。切削速度、切込み、送り、加工順序、切削油の最適な加工条件を各種チップごとに探索し、評価しながら最適な組合せを検証した。材料特性は鋼材メーカーと協議し、その結果を切削条件に反映させた。現在は1日8時間稼働させ、継続的にデータを収集し、外部へ分析も依頼している。
| 加工機 | 平行2軸CNC旋盤 |
|---|
新しい製品・サービス:高耐食性ステンレスフランジ
ステンレスフランジの製造・販売量は年300トン増え、売上は25%程度増える見込みである。製造トン数に対する増加率は5%程度と見込まれる。製品品質と個別対応力が評価され、高付加価値の新製品で実績が飛躍的に増大する見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
造船向け鋼板フランジで供給実績を積み、ディーゼルエンジン部門やステンレス進出へ段階的に広げた経緯が読み取れる。
造船向け国内シェア約2割、国内フランジ製造は2〜3社など市場状況と自社の位置づけが具体的に書かれている。
ステンレスフランジ需要拡大と差別化を課題とし、製造トン数増加率5%・売上増加率25%の見込みを示している。
売上増加率25%程度、製造量300トン/年増加の見込みはあるが、賃上げ目標は書かれておらず実現根拠は薄い。
開発・生産体制構築を決めたとあるが、人材や事務処理体制の具体的な記述はほぼ見当たらない。
高耐食性ステンレスフランジの差別化、造船顧客からの供給要望など顧客ニーズと選ばれる理由が書かれている。
今後1年程度データ収集を進め、その後製品開発を目指すとの段階的な予定が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
高耐食性ステンレスフランジは高付加価値品として位置づけられ、一般的な鋼製フランジとの差別化が明記されている。
造船業界の供給や国内フランジ製造の減少に触れるが、国が補助する理由としての波及効果は明示されていない。
製造量・売上の増加率は示されるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
最新の切削加工機導入や生産ライン再配置はあるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
愛媛県新居浜市の拠点に基づく事業だが、地域経済や雇用への波及効果は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後1年程度はデータ収集を進め、高耐食性ステンレスフランジの製品開発を目指す。国内需要は約1万トン/年で、そのうち造船業界向けは約2千トン/年が見込まれる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。