新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
| 所在地 | 長崎県 平戸市 |
|---|---|
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 5人 |
| 設立 | 1991年 |
無添加の自然食品であることや味の良さで評価が高まり、受注を伸ばしていた。火災による工場焼失を機に5品目に絞り、顧客への供給を切らさず事業を継続する体制づくりに取り組んできた。カタクチイワシやアゴを原料にした「炙醤油」、煮干しを原料とした「煮干しみそ」を開発・商品化してきた実績がある。
抱えていた課題
やったこと
カルシウムを豊富に含む商品とするため、これまで活用されていなかった真鯛の頭部分を丸ごと使用することを発案した。長崎県水産試験場や長崎県工業技術センターの協力を得て、硬い骨がある頭部分の加工方法を考案した。既存の設備に真空包装機、スチームコンベクションオーブン、摩砕機、充填機などを新たに導入し、滑らかな舌触りの味噌を安定した品質で増産できる体制を整えた。大豆を使わず水産物だけを原料とし、保存料や添加物、化学調味料、砂糖を一切使用しない自然食品の「魚味噌」として平成29年4月に販売を開始した。
新しい製品・サービス:真鯛の頭部分を原料とした、大豆を使わず水産物だけで作る自然食品の「魚味噌」。平戸魚味噌として6種類をラインナップしている。
真鯛の頭部分など従来活用されていなかった原料を使った味噌を安定した品質で増産できるようになり、充填などの作業効率化とスピードアップも実現した。真鯛という高級魚のイメージも商品価値を上げる一役を担っている。現在は真鯛のほかアゴ、いわし、イカ、コノシロ、ミツクリなどを加えて6種類を販売し、東京都中央区の長崎県アンテナショップや平戸瀬戸市場で扱われている。購入者からは生臭くなく食べやすいとの評価を得ている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
火災後に5品目へ絞り、煮干しみそなど既存商品の開発実績を踏まえて魚味噌の開発に着手しており、事業の連続性が読み取れます。
顧客からカルシウムを多く含む商品の要望があったことや、無添加と味の評価が高まったことが書かれていますが、市場データは示されていません。
カルシウム需要を背景に、流通していない真鯛の頭部を活用する加工方法を考案し、6種類へ展開した点が書かれています。
高付加価値化の目標値や数値は記載がなく、真鯛の高級魚イメージが商品価値を上げたとの記述のみです。
従業員数5名の小規模体制で、県の水産試験場や工業技術センターの協力を得て加工方法を確立したことが書かれています。
無添加で水産物のみを使う価値と、生臭くなく食べやすいという消費者の声、販売先の店舗名が具体的に書かれています。
平成29年4月の販売開始や6種類への展開など段階的な経緯は記載されていますが、今後の中長期計画は不明です。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
魚を原料にした味噌は世界的にも珍しいとされ、大豆味噌とは異なる新分野に挑戦していることが読み取れます。
長崎近海の水産物を使い地域資源を活用している点はうかがえますが、雇用創出や波及効果の記述は少ないです。
補助金投入額や付加価値額、生産性向上の数値は記載されていません。
公開情報では判断できません。
水産物を使った味噌という新たな分野への進出がうかがえますが、日本経済の構造転換への言及はありません。
長崎県平戸市の水産物を活用し、地元特産品店や東京のアンテナショップで6種類を販売している点が具体的に書かれています。
生臭くなく食べやすい
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
洗瓶機JRS-2400SH型を導入し、蔵で使用する約20種の形状の瓶をすべて洗えるようにした。
効果:瓶詰・計量・検品の必要人数 8人→4人