回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社髙浜蒲鉾
成果冷却時間が1/5に短縮された
| 事業者名 | 株式会社髙浜蒲鉾 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 いちき串木野市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,製造環境,測定計測 |
| 従業員数 | 35人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1956年 |
1928年創業の株式会社髙浜蒲鉾は、鹿児島県いちき串木野市でさつま揚げを製造販売している。TPP協定の大筋合意により、日本の食品業界はHACCPの義務化など変革の時期を迎えている。平成28年には地元行政の助成を受けてシンガポールの『Food JAPAN 2016』に出展し、現地の需要や食文化を調査した。
抱えていた課題
やったこと
最新型インピンジメントフリーザー(IoT対応仕様、型番FTI-120R-4.5型)を導入した。冷却時間は1/5に短縮され、受注から出荷までのリードタイムが短縮された。冷却温度も均一になり、より安心・安全な商品を納期短縮で提供できるようになった。冷却される全商品データをサーバーに保存し、蓄積されたビッグデータを利用して、冷凍・冷蔵庫のシステムと連結した温度監視・記録が可能となった。
| 加工機 | インピンジメントフリーザー(IoT対応仕様、型番FTI-120R-4.5型) |
|---|
冷却時間が従来の5分の1に短縮され、受注から出荷までのリードタイムが短くなった。冷却温度の均一性が高まり、より安心・安全な商品を納期短縮で提供できるようになった。冷却データをサーバーに保存して温度監視・記録を行えるようになり、ビッグデータとして活用できる基盤が整った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和3年創業以来の製法継承は読み取れるが、冷凍設備導入と経営戦略の位置付けとの結びつきは具体的に書かれていない。
TPP大筋合意や香港・シンガポール展示会出展に触れ、外部環境は読み取れるが、自社の強み・弱みの分析は薄い。
冷却能力の課題と冷却時間の短縮は書かれているが、高付加価値化・成長に関する計画の数値や道筋は薄い。
冷却時間が1/5に短縮とあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
現地需要や食文化を調査し十分受け入れられると確信したとあるが、顧客ターゲットや選ばれる理由は具体的でない。
今年も出展し商談会・展示会に積極的に出展するとあるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
さつま揚げの一般的な普及度や高付加価値化の度合いは書かれておらず、新市場性はわずかにうかがえる程度。
海外輸出と新規市場開拓の意向は書かれているが、経済波及効果や雇用創出の記述は見当たらない。
冷却時間1/5短縮、リードタイム短縮と記載があるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
全商品データのサーバー保存とビッグデータ活用、冷凍庫システムとの連結による温度監視が書かれている。
TPP協定や海外市場への輸出という文脈はあるが、日本経済の構造転換への言及は乏しい。
鹿児島の名産品さつま揚げ、地域の味の継承とあり地域性はあるが、地域経済の牽引効果は具体的でない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
海外への輸出や外食業界への販路拡大を目指し、今年もシンガポールの展示会に出展する予定である。そのほか、海外輸出に向けて商談会や展示会に積極的に出展していく。
故郷の味を造りつづける
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮