ものづくり補助金平成27年度製造業鹿児島県

車載センサー向け光学レンズの超高精度(±8/1000mm)の要求に応える生産体制構築

株式会社鹿児島北斗製作所

この事例のポイント

  • 車載センサー用光学レンズの製造で要求される精度が高まっており、超高精度の精密部品を製造できる生産プロセスの改善が必要だった。
  • 自社の優位性を確保するため、最新型(超高精度)のCNC三次元測定器を導入し、工程プロセスの改善を図った。
  • 最新型の三次元測定器の導入により、超高精度(±8/1000mm)の要求に応えられる生産体制を構築できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社鹿児島北斗製作所
所在地鹿児島県 鹿児島市
業種プラスチック製品製造業
技術分野精密加工,測定計測
従業員数14人
資本金1,000万円
設立1976年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度車載センサー用光学レンズの製造で要求される精度が高まっており、超高精度の精密部品を製造できる生産プロセスの改善が必要だった。
  • 生産能力超高精度の精密部品を製造するための生産体制(生産プロセス)が十分に整っていなかった。

やったこと

自社の優位性を確保するため、最新型(超高精度)のCNC三次元測定器を導入し、工程プロセスの改善を図った。金型設計者へ測定結果をフィードバックできるようにした。金型設計・製造の技術、精密成形技術、被測定物の固定技術、最新型の測定器を組み合わせ、超高精度(±8/1000mm)の要求を満たす生産体制を構築した。

検査測定ミツトヨ製三次元測定器CRYSTA-Apex

事業の効果

最新型の三次元測定器の導入により、超高精度(±8/1000mm)の要求に応えられる生産体制を構築できた。金型設計者への測定結果のフィードバックにより工程プロセスが改善された。今後は車載センサー用レンズやセンサーレンズ等について、既存顧客への売上拡大と新規顧客獲得に向けて売り込みを行う。品質面では平成27年にISO9001を取得し、環境面では平成19年にKES、平成28年にISO14001を取得した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業以来48年のプラスチック金型・製品製造の実績と、顧客からの光学レンズ製造要請が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    自社の強みとして金型設計・成形の一貫対応と他社に対する優位性が述べられているが、市場動向との比較データは示されていない。

  • 課題の認識と解決3

    精度要求の高まりという課題と、超高精度測定器導入による工程改善が書かれているが、売上や付加価値の数値目標は読み取れない。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    目標精度±8/1000mmを満たす生産体制を構築できたと成果が書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制3

    従業員14名、ISO9001取得など体制面の記載はあるが、補助事業を遂行する人材配置や事務体制の具体は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    車載センサー用レンズやセンサーレンズを製造対象とし、超高精度の寸法精度という選ばれる理由が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    CRYSTA-Apexの導入と測定結果を金型設計者へフィードバックする方針はうかがえるが、スケジュールや課題解決方法の記載はない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    光学レンズを±8/1000mmの超高精度で成形できる点を他社との差別化として述べており、高水準の高付加価値化がうかがえる。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    自動車センサー向け部品の高精度化という産業上の意義はうかがえるが、地域波及や雇用創出の記載は薄い。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    最新型の三次元測定器による工程改善はうかがえるが、デジタル技術によるサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。

政策面50%
  • 成長分野への進出2

    車載センサー分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換に資するという記述は見られない。

  • 地域経済への波及3

    鹿児島の企業として車載センサー用部品を手がける地域性が示されるが、地域雇用や成長への効果は具体的でない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後は車載センサー用レンズやセンサーレンズ等を、現在のお得意先への売上拡大及び新規顧客獲得へ売り込みを行う。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。