ものづくり補助金平成27年度製造業沖縄県

アロエベラの加工工程における生産性及び品質の向上

農業生産法人株式会社シーフォーグループ

成果全行程を通して生産性が20倍に向上

この事例のポイント

  • アロエベラの加工工程に効率の悪い部分があり、工程改善による効率化が必要だった。
  • 蒸留機を導入し、加熱機能によってアロエベラ特有のヌメリ分を改質した。
  • 全行程を通して生産性が20倍に向上。全行程を通して生産性が20倍に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名農業生産法人株式会社シーフォーグループ
所在地沖縄県 宮古島市
業種食料品製造業
技術分野製造環境
従業員数5人
資本金50万円
設立1997年

事業の背景

化粧品や健康食品などで天然素材への注目が高まっている。宮古島産のアロエベラは国産アロエベラの産地としての強みを活かせる市場環境にある。当社は農業生産法人として、宮古島産アロエベラを原料とした商品を供給している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力アロエベラの加工工程に効率の悪い部分があり、工程改善による効率化が必要だった。
  • 品質・精度微細な混濁物や特有の臭い、ヌメリ分があり、品質を上げる必要があった。
  • 販路・情報発信提供製品を多様化し、販路を広げることが課題だった。

やったこと

蒸留機を導入し、加熱機能によってアロエベラ特有のヌメリ分を改質した。改質によりフィルター装置との連結が可能となり、液体と繊維分の分離回収ができるようになった。これにより微細な混濁物と特有の臭いを取り除くことに成功した。

新しい製品・サービス:宮古島産アロエベラを原料とした化粧品・健康食品向けの製品

事業の効果

  • 全行程を通して生産性が20倍に向上

全行程を通して生産性が20倍に向上した。アロエベラ特有の臭いと食感、食味が大幅に改善し、製品化に向けた利用範囲が拡大した。島内の飲食店などへの営業により取扱店が増えた。県内企業からの受託製造も始まり、設備を双方で借用できるようになった。

審査の観点ごとの評価

新事業進出・ものづくり補助金

観点の平均2.8 / 514観点のうち12観点で評価

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性宮古島産アロエベラの国内産地という強みを活かし、化粧品・健康食品市場への供給を狙う点で、競争優位性が明確に示されている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け島内の飲食店への営業で取扱店が増え、県内企業からの受託製造も行うなど、顧客と需要の裏付けが示されている。
  • 4
    地域経済への波及宮古島の地域資源であるアロエベラを原料に、島内外の取引先と連携して製品化を進めており、地域特性を活かした事業といえる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標全行程で生産性が20倍に向上と示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、実現可能性の根拠が薄い。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    食料品製造の既存事業で原料のアロエベラを扱い、加工工程の効率化と品質向上を今回の取組の目的として位置付けている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    宮古島産アロエベラの国内産地という強みを活かし、化粧品・健康食品市場への供給を狙う点で、競争優位性が明確に示されている。

  • 課題の認識と解決3

    ヌメリや臭いといった加工上の課題を蒸留機の改質とフィルター連結で解決し、製品化の利用範囲拡大につなげている。

事業の実現可能性2.6
  • 付加価値・賃上げの目標2

    全行程で生産性が20倍に向上と示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、実現可能性の根拠が薄い。

  • 事業を進める体制2

    従業員5人の体制と設備の双方借用に触れるのみで、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的記述が乏しい。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    島内の飲食店への営業で取扱店が増え、県内企業からの受託製造も行うなど、顧客と需要の裏付けが示されている。

  • 事業化までの道筋2

    今後は繊維分の全回収や廃棄分の成分研究を進めると述べるが、スケジュールや遂行方法の具体性は薄い。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    化粧品や健康食品向けの天然素材需要に触れ、国産アロエベラの産地としての強みで高付加価値品を目指す方向が読み取れる。

公的補助の必要性2.0
  • 波及効果・雇用2

    地域の原料産地の強みを活かす点に触れるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由の記述は弱い。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献2

    加工工程の改善で地域の原料を活かす取組だが、デジタル技術や新ビジネスモデルによるサプライチェーンへの貢献は明示されていない。

政策面4.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及4

    宮古島の地域資源であるアロエベラを原料に、島内外の取引先と連携して製品化を進めており、地域特性を活かした事業といえる。

今後の展望

今後は繊維分も全て回収して有効活用する。従来廃棄していたトラッシュ分も含有有効成分の研究開発を進めて製品化し、工程全体の効率化を図る。今回の導入を自社商品の生産性向上と売上拡大につなげたいとしている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成27年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。