画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
株式会社ハケタ水産
| 事業者名 | 株式会社ハケタ水産 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 東津軽郡平内町 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,製造環境 |
| 従業員数 | 54人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1989年 |
当社は平成元年11月に水産食品加工業として設立され、蒸しホタテやホタテ貝柱などを主力製品としており、ホタテ加工品が売上高の60%以上を占めている。青森県の陸奥湾産ホタテは主に4月から8月に水揚げされ、その他の期間は冷凍品が流通するが、水揚げ量により価格が変動し、近年は国内の大型量販店で高級品として扱われている。価格上昇による消費者の購買意欲の低下が懸念され、水揚げ量に関わらず安定した低価格での供給が求められている。
抱えていた課題
やったこと
ホタテの身に傷がつかない程度に砕氷でき、海水で製氷でき、日産30トンの原料処理能力をもつ要件を満たす設備として、シャーベット製氷装置を導入した。製氷後に海水と混ぜることでシャーベット状の加工が可能になる。導入後は、2次冷却槽の水温検査と、1次洗浄後の細菌検査により導入効果を検証した。
| 加工機 | シャーベット製氷装置 |
|---|
導入前と比べて2次冷却槽の水温が大幅に下がり、3次冷却を省略できるようになった。冷却水槽内の流水速度を上げることで生産性の向上も見込まれる。細菌検査では食品衛生法より厳格な社内基準値を下回り、品質を維持しながら2次冷却後の次工程を省略し、HACCP基準を満たす生産工程を構築できた。これにより安定した低価格の商品供給が可能となり、売上の向上が見込まれる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の蒸しホタテ加工技術を増産で強化する方針が示されるが、過去の取組との一貫性を裏付ける記述は薄い。
陸奥湾産ホタテの価格変動と消費者の購買意欲低下に触れ、うまみ成分の多い加工技術を強みとして挙げている。
既存設備で1日30トンが限界という課題を示し、2次冷却時間短縮と低温維持を課題として挙げ、設備導入で解決している。
水温低下による3次冷却の省略や流水速度向上による生産性向上の見込みはあるが、数値目標や賃上げ目標は書かれていない。
従業員数54名や設立年は書かれるが、補助事業を遂行する体制や人材配置の具体的記述は見当たらない。
HACCP基準に沿った品質、年次・季節変動の少ない値ごろ感ある価格、安定供給という顧客への価値が明確に示されている。
テスト販売、既存市場向け出荷、西日本や中国向け増産と段階的な進め方が示されるが、スケジュールの具体性は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
蒸しホタテは既存の製品分野だが、チルド商品や東アジア向け展開など高付加価値化の方向性がうかがえる。
安定した低価格供給や輸出拡大を通じ、地域水産業の販路拡大に寄与する可能性がうかがえるが、経済波及効果の数字はない。
補助金額や付加価値額の増加幅は書かれておらず、費用対効果はわずかにうかがえるのみである。
シャーベット製氷装置による冷却工程の改善は示されるが、デジタル技術や新ビジネスモデルへの言及は乏しい。
輸出や通販による販路拡大が示されるが、経済社会の構造転換に資する分野進出とまでは読み取れない。
青森県陸奥湾産ホタテを活用した加工事業で地域資源を活かしている点が読み取れるが、雇用創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
国内外の蒸しホタテの需要に応じた生産体制が整ったため、テスト販売で供給体制を確認したうえで既存市場向けに出荷し、その後は国内大手量販店の要求に応じて西日本市場へ供給し、中国向け輸出製品の増産体制を整えて販売を拡大する。ベトナムなど東南アジア諸国への輸出も検討し、アメリカ・EUへの販路拡大も目指す。生産量の増加に合わせて通販ホームページでの運営も計画している。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%