高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社ササキ
成果生産数(1時間あたり) 160本→100本
| 事業者名 | 株式会社ササキ |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 鹿沼市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 52人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 2004年 |
当社はゴルフクラブの設計から加工、組立、仕上げ、検査まで、国内外の大手ゴルフクラブメーカーの製品をOEM生産している。メーカー側は製品の安全性や品質、生産性の向上、低コスト化への要求水準を高めている。一方で少子高齢化により若手人材の確保が難しくなっている。
抱えていた課題
やったこと
ゴルフクラブの組立工程で、ヘッド部とシャフト部の接着作業を省力化・効率化するため、製造元の株式会社柴山機械と共同開発した「ゴルフクラブ自動組み付け機」を導入した。この機械は国内唯一の組み付け機で特許を取得している。導入により一部の接着作業が自動化された。機械は組立ラインに部品を置く際に向きを確認して並べるだけでよく、高度な技術や専門知識は必要ない。
新しい製品・サービス:ゴルフクラブ自動組み付け機(株式会社柴山機械と共同開発、特許取得)
接着剤の一定温度での硬化によりNG品がなくなり、乾燥時間も数分に短縮された。品質向上と時間短縮の両面で大きな効果があった。生産数は当初目標の1日1,600本に到達し、多品種・少量生産にも対応できるため他社との差別化が図れた。今後は組立作業への若手社員や女性社員の登用により従業員の能力向上につなげたい。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
OEM生産を長年手がけ、組立工程の課題を認識して自動組み付け機を導入する流れが事業活動と一貫している。
国内唯一の組み付け機で特許を取得し、多品種・少量生産に対応して他社との差別化を図っていると明記。
手作業1時間160本の限度から自動化で1日1,600本の目標達成、現状より25%増と課題解決の効果が数字で示されている。
目標1日1,600本を達成し生産数が現状より25%増加しており、目標の実現性が実績で裏付けられている。
製造元と共同開発し試験運転を経て本格稼働した経緯があり、導入体制は整っていると読み取れる。
メーカーからの生産性・品質要求に応える必要性があり、NG品削減や多品種少量対応で選ばれる理由が整理されている。
テストを経て本格稼働し、今後は若手・女性社員の組立作業への登用へ進める段階的な方針が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
国内唯一の組み付け機で特許を取得し、高水準の付加価値を図る取組として位置づけられている。
熟練者不足の中で女性や若手の有効活用につながり、雇用・人材面の社会的意義が読み取れる。
1時間160本から大幅な生産増となり、NG削減や乾燥時間の数分への短縮など費用対効果の材料がある。
製造元と共同開発した自動組み付け機で、ゴルフクラブ組立工程の自動化という新たな生産方式を示している。
海外メーカー向けの提案型サービスや新たなビジネスモデル創出に触れるが、構造転換への言及は薄い。
鹿沼を拠点に加工研磨の技術を強みとし、オールメイド・イン・ジャパンで地域の製造業を支えている。
組立作業への若手社員や女性社員の登用など、従業員の能力向上につなげていきたい。加工研磨の技術を強みに、企画開発から設計、生産までの一貫体制をさらに推し進め、提案型のサービスもできる唯一無二の製造業者として新たなビジネスモデルを創出したい。
導入した機械は組立ラインに部品を置く際、向きを確認して並べるだけなので、高度な技術や専門知識は問いません。今後は組立作業への若手社員や女性社員の登用など、従業員の能力向上につなげていきたいと思います。
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
平成25年度ものづくり補助金を活用し、人手に依存せず検査精度と生産性を向上させる「ねじ寸法自動計測システム」を試作開発した。
効果:計測面の焦点深度 2mm→5mm