ものづくり補助金平成28年度学術研究、専門・技術サービス業新潟県

ドローンを活用した3次元計測及び動画撮影サービス

株式会社アイウィル

成果測量作業時間 9時間→3時間

この事例のポイント

  • 国土交通省の新基準で工事測量の3次元化が示され、いち早くシステムを導入して他社との差別化を図りたいと考えた。
  • 2017年6月、堤防の盛り土工事の測量で初めてドローンを導入した。
  • 測量作業時間 9時間→3時間。測量作業が9時間から3時間に短縮され、速さが大きく向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アイウィル
所在地新潟県 加茂市
業種技術サービス業
設立2014年

事業の背景

2014年設立の測量会社で、測量を中心に土木設計や施工管理なども行っている。行政や県内外の建設会社と取引がある。平成28年度から国土交通省の新基準「ICTの全面的な活用の推進」により工事測量の3次元化が示され、業界の動きが大きく変わりつつあった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術国土交通省の新基準で工事測量の3次元化が示され、いち早くシステムを導入して他社との差別化を図りたいと考えた。
  • 生産能力通常の測量会社は3次元データの作成までしかできず、設計経験を生かして一貫した作業を請け負える体制を整える必要があった。

やったこと

2017年6月、堤防の盛り土工事の測量で初めてドローンを導入した。従来はスタッフが測量道具を使って9時間かけていた作業が、ドローンの使用により3時間に短縮された。地上計測の誤差は±2.0mmだったが、ドローンでは±1.2mmに軽減された。これにより、土木設計や施工管理の経験を生かし、ドローンを持つ他社と差別化して一貫した作業を請け負える体制が整った。

その他ドローン

新しい製品・サービス:レーザー測量に対応したドローン

事業の効果

  • 測量作業時間 9時間→3時間
  • 地上計測の誤差 2mm→1.2mm

測量作業が9時間から3時間に短縮され、速さが大きく向上した。誤差も±2.0mmから±1.2mmに縮まり、より正確な数値を素早く確認できるようになった。土木設計や施工管理の経験と組み合わせ、ドローンを持つ他社と差別化して一貫した作業を請け負える体制が整った。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均3.0 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    設計経験を持つ測量会社として、データ作成後の土木設計や施工管理まで一貫対応する方針が読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    通常の測量会社は3次元データ作成まで、同社は土木設計や施工管理まで対応と差別化点が具体的に書かれている。

  • 課題の認識と解決3

    国の新基準への対応が課題として示され、一貫作業で建設会社の負担を軽減する狙いが読み取れる。

事業の実現可能性60%
  • 付加価値・賃上げの目標5

    測量時間9時間が3時間に短縮、誤差±2.0mmが±1.2mmに軽減と、数値つきの目標と実績が示されている。

  • 事業を進める体制3

    土木設計や施工管理の経験を持つ体制が整ったと書かれているが、人材数などの具体性は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    正確さが命の測量で正しい数値を素早くチェックできる点や、他社との差別化が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    今後はドローンのレーザー測量にも力を入れたいとあるが、遂行方法やスケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    業界内でレーザー搭載ドローンを扱う企業は少ないと書かれ、高付加価値の新技術に挑む位置づけが読み取れる。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用2

    インフラ設備の基準値確認や安全な工事進行に関わる仕事として、社会的な役割がわずかにうかがえる。

  • 費用対効果3

    測量時間の短縮と精度向上の効果は示されるが、補助金投入額との費用対効果は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献3

    ドローンやレーザー測量の活用で、建設会社の負担軽減や農業への貢献が示され、イノベーションへの寄与がうかがえる。

政策面50%
  • 成長分野への進出2

    ドローン活用や農業への貢献がわずかに示されるが、日本経済の構造転換との関連は明示されていない。

  • 地域経済への波及3

    県内外の建設会社と取引し、北陸地方整備局から依頼を受けた実績が示され、地域の事業との結びつきが読み取れる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

ゆくゆくはドローンのレーザー測量にも力を入れ、森林など上空からでは測りにくい地点の測量にも対応したい。農薬散布など農業へのドローン活用にも貢献したい。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。