業界の常識を覆す、型紙によるオンデマンドの輪転式エンボス加工
新たな機巧による専用小型加圧機を特注で導入し、「型紙エンボスロール」による加工方法に取り組んだ。
効果:型紙エンボスロールの作製費用 500万円→1万円
有限会社ホウコク木工
成果従来は刃物を削って角度をそろえるところから始め1日半ほどかかっていたが、NC旋盤機では丸棒3本の設定から加工まで37分10秒でできた。
| 事業者名 | 有限会社ホウコク木工 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県 高山市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 13人 |
| 資本金 | 450万円 |
| 設立 | 1966年 |
飛騨地方で創業以来、椅子やテーブルの脚などとして使う丸棒を主に製造してきた。従来は角材を依頼の形状に加工する方法をとっていた。数年前から小ロットや複雑なデザインの注文が増えた。
抱えていた課題
やったこと
図面データを入力すると依頼の形状に自動で仕上げられるNC旋盤機を探し、操作性や価格を比較した上で、イタリアcentauro社製のNC旋盤機を導入した。日本語の説明書がなかったため、現地から派遣されたイタリア人技術者に聞いたり、試作を重ねたりして複雑な形状への仕上げ方を探った。使い方が固まってから、角材のセットの仕方や画面表示の解説をまとめた手順書を作成し、社長以外の社員も操作できるようにした。
| 加工機 | NC旋盤機(centauro社製) |
|---|
製造時間が大幅に短縮され、早く仕上げて取引先に早く納入できるようになった。手順書により社長以外でも操作できるようになり、技術継承の悩みも解決した。縦方向の加工にも対応できるため複雑な形状に対応でき、取引先の意図するデザインを忠実に再現できるようになった。球体を8個まとめて作れるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の丸棒製造と、小ロット・複雑形状需要への対応という過去の取組からの流れは読めるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
取引先の小ロット・複雑デザイン注文の増加や地域唯一の丸棒専業メーカーである点から強みはうかがえるが、市場動向の数値分析は書かれていない。
刃物セットに4時間かかる課題に対し、NC旋盤導入で丸棒3本の設定から加工まで37分10秒と具体的に短縮した点が示されている。
目標の60分を上回る37分10秒の実績は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
手順書作成により社長以外でも操作できるようにし技術継承を図った点は読み取れるが、人員体制の詳細は乏しい。
小ロット短納期や複雑形状への対応が顧客ニーズとして挙げられ、取引先のデザインを再現できる点も示されるが、ターゲットの整理は薄い。
導入後の操作習得や手順書作成、今後の小ロット注文対応など段階的な進め方は示されているが、スケジュールの記載は少ない。
公開されている事例からは読み取れません。
地域唯一の丸棒専業メーカーである点はうかがえるが、同分野での高付加価値化や高価格化を示す記述は乏しい。
地域の家具産地で50年以上続く丸棒製造の継続が示されるが、波及効果や雇用創出の記述は見当たらない。
製造時間の大幅短縮や早期納入、売上増を図る方針は読めるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
NC旋盤導入による形状対応の拡大はうかがえるが、デジタル技術の活用がサプライチェーンに与える効果までは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
飛騨地方の家具産地で地域唯一の丸棒専業メーカーとして業務を続ける点から地域性はうかがえるが、雇用創出や成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
地域唯一の丸棒の専業メーカーとして安定して業務を続けるとともに、今後はこれまで断ることも多かった小ロットの注文に対応し、売り上げ増を図る方針。
丸棒はうちの心臓です。これからも取引先のイメージ通りの丸棒を作り続けることに注力していきたいですね。
公式の事例集より(原文のまま)
新たな機巧による専用小型加圧機を特注で導入し、「型紙エンボスロール」による加工方法に取り組んだ。
効果:型紙エンボスロールの作製費用 500万円→1万円
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円
課題解決のため、デジタル入力方式で自動運転が可能な8尺パネルソーと、スイッチ操作で鋸の傾斜角度を指定できるスライドソーの2機種を導入した。