回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社小谷製缶工業
成果段取り・曲げ加工の工程時間 10日→2日
| 事業者名 | 株式会社小谷製缶工業 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 和歌山市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 27人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1971年 |
昭和22年創業、46年に株式会社として設立した金属プレス・板金、建築金物・雑貨の製造業者で、和歌山市岩橋の工場で建設用パネル・金物やアルミサッシ、ドアを製造している。近年は住宅やビルの改装需要が増加し、アルミ建材の需要も増加傾向にある。これに伴い、YKKAP、三協立山、児玉兄弟商会などの主要取引先から短納期化や増産の依頼が増えていた。
抱えていた課題
やったこと
生産工程の増強を図るため、長尺物の曲げ加工に対応する「デュアルドライブプレスブレーキ BH25040」(村田機械)を導入した。この設備により、長尺物に対する曲げ精度の向上と製造時間の大幅な短縮を可能にした。新設備の追加により生産ラインを2本にし、社内で一貫生産できる体制を構築した。同社の技術とノウハウを結合させ、熟練工の微調整の作業をデータ化することも進めた。
| 加工機 | デュアルドライブプレスブレーキ BH25040 |
|---|
生産ラインが2本になり社内で一貫生産できる体制が整ったことで、増産と短納期化が可能になった。達成度は20%の増産を実現し、段取り・曲げ加工の短縮により全体の工程は12日となった。設備と熟練工のダブルチェックにより加工精度が高まり、微調整の作業をデータ化したことで同社ならではの技術の伝承もしやすくなった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の取組との一貫性は直接書かれていないが、顧客満足を競争力の源泉とする方針が記載されている。
取引先からの短納期・増産依頼や、顧客要望に応じたカスタマイズ対応への言及があり、競争優位の源泉は示される。
生産ライン1本から2本へ、段取り・曲げ加工10日から2日へ短縮、工程全体12日など具体的な課題解決の数字が示されている。
20%の増産、寸法公差1mmから0.5mm、工程12日への短縮など、実現値が数値で示されている。
熟練工によるダブルチェックや微調整のデータ化、増産分の従業員雇用と教育計画が書かれ、体制の一部がうかがえる。
顧客要望への対応や高精度仕上げの追求、主要取引先の記載はあるが、ターゲットとニーズの整理は薄い。
次世代社員育成や増産分の従業員雇用など今後の展開は書かれるが、スケジュールや課題の検証方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
アルミ建材や建築金物は一般的な分野で、高付加価値化や高価格化を図る記述は限定的にうかがえる程度。
住宅・ビル改装需要の増加とアルミ建材需要の拡大に触れ、取引先の増産要請への対応が地域の製造業の増産につながる点がうかがえる。
増産20%や工程短縮の成果は示されるが、補助金額と付加価値額の関係は書かれていない。
デジタル技術の活用は示されず、微調整作業のデータ化による技術伝承がわずかにうかがえる程度。
公開されている事例からは読み取れません。
和歌山市岩橋の工場で地域の製造業を営み、雇用を増やす計画が書かれているが、地域特性の活用は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
増産分の作業を担当する従業員を新たに雇用して教育し、生産力向上の体制を安定させる計画である。同時に次世代の熟練工の育成にも取り組む意向である。生産性向上によりさらなる注文を受けられる好循環の環境が整ったとしている。
顧客満足こそが同社のポリシーであり、競争力の源泉になる
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%