ものづくり補助金平成28年度製造業岡山県

木材流通業から、加工及び販売まで一貫して行う取組推進

株式会社ウッディヨネダ

成果納期 7日→3日

この事例のポイント

  • 工務店からの加工ニーズが年々増えており、外注に頼る加工では対応が追いつかなくなっていた。
  • ものづくり補助金で、6カ所の加工を同時にできるモルダー加工機を2017年10月に導入し、木材でつくる内装材の大半を内製化した。
  • 納期 7日→3日。内製化により工務店からのさまざまな要求に対応でき、顧客の助けになっている。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ウッディヨネダ
所在地岡山県 岡山市
業種木材・木製品製造業
技術分野精密加工
従業員数15人
資本金8,000万円
設立1907年

事業の背景

創業は1907年で、当初は香川県の醤油醸造会社に樽材を納め、その後は輸入木材に注力して奈良・薬師寺や沖縄・首里城などにも納めてきた。輸入木材は伐採規制や価格高騰で扱いが難しくなったため、2007年に国産材中心へ切り替え、地元の工務店への小売りを主体とした。現在は売上の約7割が小売り、残り約3割が材木店などへの卸売りである。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑工務店からの加工ニーズが年々増えており、外注に頼る加工では対応が追いつかなくなっていた。
  • 納期・工程外注先の都合が優先されるため、工務店からの早期納入の依頼に応えられず、納期が長くかかっていた。
  • コスト・採算加工内容が増えるほど外注費も増えてしまう状況だった。

やったこと

ものづくり補助金で、6カ所の加工を同時にできるモルダー加工機を2017年10月に導入し、木材でつくる内装材の大半を内製化した。従来の加工機では4カ所の加工に3回機械を通す必要があったが、新機械は敷居など溝の加工も可能である。導入に合わせて専門の技術者を1人採用した。特殊加工など一部を除きほぼ全量を内製化した。

事業の効果

  • 納期 7日→3日

内製化により工務店からのさまざまな要求に対応でき、顧客の助けになっている。納期は平均7日から約3日へ大幅に短縮された。今後は加工の種類を増やすため設備をさらに充実させ、将来は塗装まで行えるようにしたいと考えている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.9 / 514観点のうち12観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    課題の認識と解決外注で納期が7日かかっていた課題を、モルダー加工機導入で約3日に短縮したと具体的な数字で書かれている。
  • 4
    事業を進める体制導入に合わせて専門の技術者を1人採用したと書かれ、体制整備の具体的な事実がある。

伸びしろがあった観点

  • 2
    事業化までの道筋将来は塗装もできるようにしたいとあるが、遂行スケジュールや課題解決方法の記述は見当たらない。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    創業1907年からの木材取扱いと工務店向け建材小売りの歴史が書かれ、加工内製化は工務店の加工ニーズ増への対応として位置付けられている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    工務店からの加工要求が年々増えたことや高価格な注文住宅向け建材が主力と書かれ、外部環境と強みの関係はうかがえるが競争優位の記述は薄い。

  • 課題の認識と解決4

    外注で納期が7日かかっていた課題を、モルダー加工機導入で約3日に短縮したと具体的な数字で書かれている。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標3

    納期を7日から3日に短縮したと数字で示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制4

    導入に合わせて専門の技術者を1人採用したと書かれ、体制整備の具体的な事実がある。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    工務店がそのまま使える建材を納めるという顧客価値は書かれるが、ターゲットやニーズの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋2

    将来は塗装もできるようにしたいとあるが、遂行スケジュールや課題解決方法の記述は見当たらない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性2.0
  • 新しさ・高付加価値2

    高価格な注文住宅向け建材を扱うとあるが、高付加価値化の水準や普及度の比較は書かれていない。

公的補助の必要性2.5
  • 波及効果・雇用2

    地域工務店への建材供給や岡山県内での取引がうかがえるが、波及効果や雇用創出の数字は書かれていない。

  • 費用対効果3

    外注を内製化し納期を短縮した効果は書かれるが、補助金額に対する費用対効果の数字はない。

  • イノベーションへの貢献ー

    公開情報では判断できません。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    岡山県内の工務店に建材を納める地域密着の事業と書かれ、地域の経済への関わりがうかがえる。

今後の展望

国内住宅は年間90万戸以上の建設が続くが、2019年10月の消費税増税後は徐々に減少していくと見込まれている。

事業者の声

要求が高くなっていった

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。