サッシの金型レス生産ラインの構築による短納期化・多品種生産の実現
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
株式会社土佐龍
成果焼印の外注製造工程がなくなり、リードタイムが20日間短縮された。
| 事業者名 | 株式会社土佐龍 |
|---|---|
| 所在地 | 高知県 須崎市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 技術分野 | デザイン |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 3,500万円 |
| 設立 | 1979年 |
株式会社土佐龍は高知県須崎市で県産材の木製家庭用品を製造・卸販売している。中でも間伐材を活用した「四万十ひのきのまな板」は年間25万枚を生産する主力商品で、日本の有名百貨店や専門店での販売やメーカー・販売店からのオリジナル製品の受注生産も好調である。国内外で洋風料理用のカッティングボードの需要も伸びており、ドイツの刃物メーカーと提携して海外7カ国に輸出している。和包丁の人気を背景に、当たりのやわらかい木のまな板が好まれている。
抱えていた課題
やったこと
木材への刻印を行うレーザー加工機(L-908PC-60型)を1台導入した。レーザー加工機は刻印だけでなく切断加工もでき、材料を貫通する特徴ある形状の切り抜きにも対応する。多彩な加工モードで彫刻・切断ができ、高速稼働で作業効率が高く、データ加工も容易である。導入により焼印の外注製造工程をなくし、家紋やメッセージ、名入れなどの複雑な形状にも対応できるようになった。ロゴマークを拡大・縮小して、サイズ違いの試作品も迅速に製作できるようにした。
| 加工機 | レーザー加工機(L-908PC-60型) |
|---|
新しい製品・サービス:端材を活用した雑貨(キーホルダー、はんこなど)やキッチン用品の部材、焼印入りまな板、名入れグリップ
焼印の外注工程がなくなり、リードタイムが20日間短縮されたことで、納期要求や数量に対してスムーズに回答できる体制が整った。全体の生産能力が大幅に向上し、新たなデザインのまな板やカッティングボードの受注や短納期の注文に対応できるようになった。生産量は20%強増大した。試作品を迅速に製作できることで販売機会のロスがなくなり、受注拡大につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
焼印まな板の製造販売強化が課題とされ、四万十ひのきのブランド化や主力商品としての位置づけは読み取れるが、経営戦略上の明確な位置づけの記述は薄い。
年間25万枚の生産、海外7カ国への輸出、ドイツの刃物メーカーとの提携などから、外部需要と自社の強みを踏まえた競争優位が具体的に読み取れる。
焼印原板製造がボトルネックで発注に約20日を要していた課題に対し、リードタイム20日短縮と生産量20%強増大という数字で成果が示されている。
リードタイム20日短縮や生産量20%強増大は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、目標の実現可能性は一部のみ読み取れる。
社員への技術指導はOJTで行うとあるが、人材確保や事務処理体制は、高いノウハウを有する社員を獲得する予定という記述にとどまる。
ロゴ入りや名入れ、家紋などのニーズに合った商品提案が容易になった点や、名入れグリップが焼印では対応できない点が具体的に書かれている。
将来のホームページ販売や洗濯板への名入れ展開など今後の計画はあるが、スケジュールや課題の解決方法の詳細は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
洋風料理用カッティングボードの需要増や和包丁に合うまな板の人気が背景として書かれ、高付加価値化の方向性はうかがえるが、高価格化の数字はない。
県産材の活用や林業者への還元、地域のブランド化が記述されており、地域経済への波及はうかがえるが、雇用創出などの具体数字は乏しい。
投入額や費用対効果の数字は書かれていないが、20日短縮や生産量増大から効果がわずかにうかがえる。
レーザー加工機による刻印の内製化とデジタルデータ加工は読み取れるが、サプライチェーン全体への貢献や新ビジネスモデルの記述は薄い。
木材加工から雑貨や名入れ販売などの新分野へ踏み出したとあり、構造転換へのわずかな関連がうかがえる程度である。
高幡地域のヒノキや県産材、間伐材を活かした付加価値商品の製造販売が具体的に書かれ、地域特性を活かした事業であることが読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
焼印入りまな板のOEMが主力だが、ヒット商品の洗濯板にもロゴマークや名入れ加工を展開する計画である。将来的にはホームページでの販売も行い、個人の名入れ販売にも個別に対応したい。四万十ひのきのまな板を国内外で広く販売し、ブランド力を向上させるとともに、間伐材を付加価値の高い商品として販売し林業者への還元を図りたい。
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
平成27年1月に新型タレットパンチプレス(タレパン)を1台導入した。
効果:加工可能サイズ(長辺) 1,829mm→2,438mm
平成29年3月にマシニングセンタ(Mazak VCN-430A)を導入し、切削工程を社内で一貫して行う体制を構築した。
効果:マシニングセンタの稼働状況 100%→150%