ものづくり補助金平成29年度製造業埼玉県

IoT・クラウド技術を活用した企業間技術データと先端設備などとの連携推進事業

株式会社トクヨシ精機

成果検査にかかる時間 90分→50分

この事例のポイント

  • 納品される部品の検査を取引先とトクヨシ精機の両方で行っており、二重の検査に手間がかかっていた。
  • 取引先が、トクヨシ精機と同じキーエンス社製の画像測定機を導入し、統一した方法で検査を行うようにした。
  • 検査にかかる時間 90分→50分。画像測定機を使うことで、部品に触れずに一度の操作で測定できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社トクヨシ精機
所在地埼玉県 川口市
業種生産用機械器具製造業
技術分野情報処理,情報処理,情報処理,情報処理,情報処理,情報処理,情報処理,情報処理,測定計測,測定計測
従業員数110人
資本金1,500万円
設立1979年

事業の背景

創業は東京都板橋区で、カメラなどの部品加工を行っていた。1971年10月に印字機を開発して主力業務となり、1973年9月に川口市へ本社工場を建設・移転した。納品される部品には検査や入出荷の情報を管理するためのRFIDタグが付いている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能納品される部品の検査を取引先とトクヨシ精機の両方で行っており、二重の検査に手間がかかっていた。
  • 生産能力従来の検査は人がノギスやメジャーで部品を計測しており、計測箇所が100カ所に及ぶ部品もあって時間がかかり、検査結果にばらつきも出ていた。

やったこと

取引先が、トクヨシ精機と同じキーエンス社製の画像測定機を導入し、統一した方法で検査を行うようにした。検査結果はクラウド上にアップロードし、トクヨシ精機が納品時に結果を確認する仕組みとした。取引先と統一の検査方法や検査装置に使うプログラムを作成して提供した。納品時にRFIDタグを専用の読み取り機で読み取り、データベースにアップロードできるようにした。2018年12月に導入し、翌年初めから運用を始めた。

検査測定キーエンス社製の画像測定機
ソフト検査装置に使用する検査プログラム
その他RFIDタグの専用読み取り機

事業の効果

  • 検査にかかる時間 90分→50分

画像測定機を使うことで、部品に触れずに一度の操作で測定できるようになった。取引先と統一した方法で検査し、結果をクラウドで共有することで、納品時の二重検査の手間が省けた。以前は納品書を見ながら一つずつ入力していた作業も大幅に省力化できた。ペーパーレス化の一環としても効果が出ている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.0 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性40%
  • これまでの取組との一貫性2

    1971年の印字機開発を主力事業とし、1973年に川口市へ工場を移転した沿革が書かれているが、今回の取組との関係は述べられていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性1

    公開されている事例からは読み取れません。市場動向や競争優位性についての記述はありません。

  • 課題の認識と解決3

    検査の二重化による手間を課題として挙げ、画像測定機とクラウドで解決している。作業時間は約1時間半から数分程度に短縮と書かれている。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。付加価値額や賃上げの目標値は書かれていません。

  • 事業を進める体制2

    技術部設計グループの入江泰生マネジャーが担当として登場するが、人材や事務処理体制の詳細は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    取引先の検査手間を省くという利用者側の課題は示されているが、提供する製品やサービスの価値は整理されていない。

  • 事業化までの道筋2

    ペーパーレス化の一環として2018年12月に導入し、翌年初めから稼働させた経緯が書かれている。今後は連携先の拡大を検討中とされている。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。資金調達や財務状況は書かれていません。

新市場性・高付加価値性20%
  • 新しさ・高付加価値1

    公開されている事例からは読み取れません。製品ジャンルの普及度や高付加価値化の水準は書かれていません。

公的補助の必要性60%
  • 波及効果・雇用2

    取引先とシステムで検査結果を共有し、連携先を拡大する構想が示されている。地域や雇用への波及効果までは書かれていない。

  • 費用対効果3

    従来は計測に時間を要し、書類チェックにも時間がかかっていたが、システム導入で大幅な省力化を実現したと書かれている。対費用効果も言及されている。

  • イノベーションへの貢献4

    IoT・クラウドを活用し、取引先と検査データを共有する仕組みを構築している。企業間連携によるサプライチェーンの効率化が示されている。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    ペーパーレス化の取組として書かれているが、市場成長分野への進出や産業構造の転換についての記述は少ない。

  • 地域経済への波及2

    本社を川口市に置く事業者であることは書かれているが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述はない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

対費用効果を見ながら、このシステムで連携する取引先を拡大できれば

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。