高機能充填設備導入による高粘性または具材入り製品の生産性と品質の向上
高粘度商品や具材入り商品に対応できる高機能な充填設備を導入した。
有限会社平田木材店
| 事業者名 | 有限会社平田木材店 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県 大飯郡高浜町 |
| 業種 | 建築材料、鉱物・金属材料等卸売業 |
| 技術分野 | 表面処理,材料製造プロセス,測定計測 |
| 資本金 | 2,090万円 |
| 設立 | 1969年 |
若狭や京都北部産の木材製品の受注が、国や県の推奨を背景とした地域材の木造住宅への活用の広がりで増えていた。木材の品質を決める乾燥工程が、受注に応える上での課題となっていた。
抱えていた課題
やったこと
最長8mまで対応できる蒸気式高温木材乾燥機HD77/SM-TH9型を新設した。2つの窯があり、間の扉を開放すると最長8mの材料の乾燥が可能で、温度や加湿時間などを設定して使用する自動制御式である。製品の強度を数値で表示できるグレーディングマシンHG-2001を導入した。無垢の質感を残しながら傷が付きにくくする木材表面加工機ヒートローラーHR-210を導入し、200℃前後に熱して1〜2tの力を加えて表面処理を行い、フローリング材など体に直接触れる製品の表面処理を始めた。
新しい製品・サービス:無垢の質感を残し傷が付きにくい表面加工を施したフローリング材など、体に直接触れる製品
乾燥能力が格段に向上し、納期をはじめ顧客のニーズに応えられるようになった。強度を数値で示せるようになったことで顧客の信頼を獲得した。他社との差別化を図り、高い品質と無垢材の心地よさを融合させた住まいの新たなサービスモデルを構築・提供できるようになった。乾燥材の量産が可能になり、生産性と品質、売上がアップした。
新事業進出・ものづくり補助金
製材から建材加工・建築へ事業を広げ、既存の木材事業を基盤に新設機械で乾燥・表面処理を追加した一貫性が読み取れる。
若狭・京都北部の地域材と、3機による高品質・無垢材の心地よさの組み合わせで他社との差別化を図っている点が具体的。
乾燥に6日前後・4mの制約で6m梁を逸注していた課題を認識し、8m対応の乾燥機導入で納期と受注機会の改善につなげている。
生産性・売上アップとあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値や数字が示されておらず薄い。
2021年度に大卒・院卒の新入社員4人を採用し若手育成を進める計画があり、体制面の取組が示されている。
フローリング材のサンプルPRで本加工のニーズを確認し、県外からの注文増加やウェブショップ開設で顧客層を広げている。
乾燥機導入で乾燥期間が短縮され生産性が上がったとあり、工程のボトルネックを解消する遂行方法が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
無垢材の質感を残しつつ傷が付きにくくする表面処理を導入し、体に触れる製品の高付加価値化を図っている。
地域材の木造住宅利用の推進を背景に、若手の新規雇用と地域材活用による地域の木材需要への貢献が読み取れる。
生産性・品質・売上の向上は触れられているが、補助金額に対する付加価値増加の数字が示されておらず判断が弱い。
自動制御の乾燥機や表面加工機を導入し、含水率制御などで効率的な乾燥作業を実現しており、設備面の技術革新がある。
木材の国内活用推進の流れに触れているが、日本経済の構造転換への寄与を示す記述は限定的である。
若狭・京都北部の地域材を生かし、ショールームや製材工場見学で地域の木の価値を伝える取組があり、地域特性の活用が際立つ。
新設した機械のメリットを活かすため機械周辺の環境整備を進め、さらなる作業効率向上を目指す。2021年度に大卒・院卒の新入社員4人が入社したため、若い人材を育成し事業の継続・発展を図る。
木材の温かみや香りに包まれたショールームへ足を運んで頂きたい。
公式の事例集より(原文のまま)
高粘度商品や具材入り商品に対応できる高機能な充填設備を導入した。
課題解決のため新工場を建設し、そこで使用する加工品製造・生産性向上・衛生管理の機械設備を導入するとともに、新商品の開発に着手した。
効果:商品製造量 1倍(従来比)→3倍(従来比)
真空凍結乾燥装置を導入し、フルーツを一度に50kg乾燥できる体制を整えた。
効果:原料供給から製造までの納期 18日→5日